働きながら介護できる？介護と仕事の両立について

仕事を辞めずに介護を続ける方法

悩める奥様

父が亡くなってから母は一人暮らし…。これまでは元気で自分のことも自分でできていたようですが、さすがに高齢になってきたので今後は心配です。

同居しようと考えてますがわたしも日中は仕事があるし…。実際、仕事をしながら介護ってできるのでしょうか？

自宅での介護をしている人にとって仕事や他の家事との両立は大きな問題です。

昨今では介護を理由に仕事を辞める人も増えていて、問題となっています。
（参考コラム　親の介護で退職するべきなのか）

ウチシルベにも仕事をしながら高齢のお母様と暮らしているスタッフがいます。

どのようにして介護と仕事を両立しているのか話を聞いてみました。

曽根るみ

福岡エリア担当。自身も高齢の母親の介護をしながら、福岡本部にて高齢者家族の思いに寄り添い専門性の高い施設提案を行う。

曽根

私の場合、89歳の母と同居しているため、朝の時間を有効活用して家事などを済ませています。

日頃の病院受診は土曜日に、買い物は夜中や明け方、買い物客がいない時間帯に効率よく済ませています。

曽根さんはなるべく家庭のことを負担に感じないで仕事ができるようにと工夫しているそうです。このように日常の些細な事を工夫していくことでストレスを軽減したり、負担を軽くできそうです。

曽根

母が急に入院したことがありましたが、スケジュール調整をして周囲にフォローをしてもらい休ませてもらいました。

介護と仕事を両立させるためには職場の協力や理解も必要ですね。突然仕事をお休みしなくてはいけなくなった場合には介護休暇を申請することもできます。
（参考コラム　仕事をしながらでも介護はできる）

自宅での介護が限界だと感じるとき

悩める奥様

今のところ在宅で問題なく生活できています。

でも今後介護度があがったり認知症が進行したらどうなるかわかりません。在宅で生活をしていたのに介護施設を探す人は何かきっかけがあって探すのでしょうか？

ウチシルベに相談される方の中にもお仕事をしながら自宅で介護をしているという方がたくさんいらっしゃいます。

これまで自宅で介護をしてきた方が介護施設や高齢者住宅を探されるのには何か理由があるのでしょうか？お住まい相談員に聞いてみました。

葛西絵美

大阪エリア担当。カウンセリング営業の経験を活かして高齢者のための住まいやライフスタイルをご提案します。

桑野かおり

「スピーディーな対応」を心がけながら福岡地区のお住まい相談員として活躍中。

葛西

仕事をしている方はとりあえずご家族をデイサービスに通わせているという人が多いです。でも、家を空けていることでどうしても心配なこともあるようで…。

例えば、勝手に出歩かれるということがあってご近所の方から連絡が入ったり、何かトラブルがあってデイサービスの方から連絡があったり…。

そんなことがあっても仕事中だったら抜けることも難しかったりしますよね。そこで介護施設への入居を考えるようです。

「職場やご近所の方に話をして協力してもらいましょう」。介護と仕事の両立の話になるとよくこのようなことが言われますが実際にはそう簡単にはいきません。

葛西

入院をきっかけに自宅ではもう生活できないと判断して介護施設を探される方も多いです。退院までの期間が限られているので仕事をしながら自分で受け入れ先を探すのは無理だと判断されてウチシルベにご相談されるようです。

また、入院中の介護施設探しではこんなパターンもあります。

桑野

認知症が進行してしまった場合、精神科に一度入院させてその間にご家族が受け入れ先の介護施設を探すということがあります。

入院期間は３ヶ月と決まっていて、その期間は仕事を休職して介護施設探しをしていたという方もいらっしゃいました。介護離職・介護休職している方は意外と多いというのが私の印象です。

お住まい相談員が介護施設探しをお手伝い

認知症が深刻な状態になっていたり、病気や怪我で入院した場合には周りの家族が大変忙しくなります。「これまでのような生活が送れなくなるのではないか」「仕事を続けるのも難しいのではないか」そう思い詰めてしまう人もいます。

そんな生活に限界を感じて介護施設探しを決意される人も多いです。

葛西

働きながら介護施設を探している方はお昼休み中など仕事の合間を縫って連絡をされます。限られた時間の中で切羽詰まって相談してくださっているのだなということを感じますね。

桑野

平日は仕事があって忙しい場合には土日の施設見学も対応可能です。

家庭のことや仕事のことで精一杯でもお住まい相談員が介護施設の選定から見学の予約など一から十までセッティングします。「何からやったらいいのかもわからない」「退院期限が迫ってるしどうしよう？」とお悩みの方、一度お住まい相談員に相談してみてはいかがでしょうか。

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