バリデーション援助技術とは?
記事公開日:2015/11/12、 最終更新日:2018/07/19
目次
バリデーション援助技術を用いた帰宅願望のある方への対応について
認知症高齢者の方で、帰宅願望があらわれる方がおられます。帰宅願望の出現の原因には様々なものがありますが、介助者はとても苦労する事でしょう。どうしても「少し待っていてください」や、「座っていてください」等と対応してしまいがちですが、そうしたその場しのぎの対応では無く、バリデーション援助技術を用いたコミュニケーション技法をご紹介したいと思います。
①相手の事実に基づいて会話をする
帰宅願望のある方への対応で大切な事は本人の帰りたいという理由・目的をしっかりと把握し、関わりを持つ事です。帰宅願望の訴えで多いのは、女性の方であれば「家族の為に帰ってご飯の支度をしなければならない」や、「子どもが家で待っている為帰らなければならない」等、男性であれば「仕事に戻らなければならない」等がある事でしょう。ご本人にとっては目的があり、「家に帰らなければならない」と思っておられる為、いてもたってもいられない事でしょう。その様な時に「座っていてください」や、「今は仕事なんてしていないでしょう」等の声をかけると、混乱を招いてしまい、状況が悪化してしまう場合があります。
「毎日ご飯の用意大変ですね」「何人分作るのですか?」等の会話をしながら、ご本人の思いを聞いているうちに帰宅願望が薄れてくる場合があります。相手の事実に基づいた会話をする事でご本人は受け入れてもらえたという安心感がうまれます。
②本人の言うことを繰り返す(リフレージング)
相手に安心感を与える方法として、リフレージングというものがあります。これは傾聴の証の一つです。不安や居心地の悪さなどから起こる帰宅願望の方にも有効です。
「帰りたい」という言葉に対し「帰りたいんですね」等、相手の言葉を繰り返す事で「聞いてもらえている」という安心感と信頼関係がうまれます。
③真心をこめた笑顔のアイコンタクト
いつも「あなたの事をおもっています」という安心感を与える笑顔で接すると、相手も気持ちよく心を開いてくれるはずです。認知症の方は自分の話をきちんと聞き入れてくれる人とそうでない人を敏感に感じとります。真心をこめた笑顔で接するよう心がけましょう。
施設を効率よく探すには?
すべての入居者に対して誠心誠意対応してくれるスタッフがいる老人ホームを紹介してもらえます。こちらから無料相談してみましょう。
介護施設スタッフによる事故も多い昨今ですが、地域の老人ホームに詳しい担当者が本当に信頼できる老人ホームを紹介しています。
人気記事
老人ホーム探しはおまかせください
お住まい相談員がピッタリの老人ホームをご提案
09:00~18:00
(年中無休)
老人ホーム探しは、わたしたちにおまかせください!
相談無料!
全国対応!
相談無料!
全国対応!