パーキンソン病の方の老人ホーム入居相談実例（福岡）

幸せは意外な場所にある。

こんにちは。福岡市でお住まい相談員をしている通称チャルことチャルメ・ラー（本名深川新司）です。(^^)v

日々、ご老人の家探しのお手伝いに奔走しております。「仲が良くて感じが良いご家族だな～」と、感じることも多いですが、逆に、「自分が将来、家族にこんな扱いされるのだけは、絶対嫌だ～。」と思うこともあります。そういえば、先日もこんな相談が・・・

奥様

旦那がおかしくなっちゃって、困っているの。家の近くをウロウロしていることもあるし、私も娘も恥ずかしく一緒に住めないわ。

私

それは大変ですね。お医者様からは何か言われていますか。

奥様

どうやらパーキンソン病らしいの。

私

パーキンソン病ですね。詳しくお話を聞かせてください。。

30分程度は話を伺った結果、

・病気が進むと面倒なので、早めにどこかに入居させたい

・旦那の生活にお金をかけたくない

・離婚も視野に入れていて、入居後は一切関わりたくない

とのこと。

後日、旦那様も同席の上、再度面会しましたが、旦那様の不安で落ち着かない様子が印象的でした。奥様が旦那様にきつく当たるのも見ていられませんでした。お嬢様は大学に通われていたそうですし、旦那様が現役で働いていた頃は比較的円満なご家族だったそうです。

現在、福岡市内では、低価格で手厚い医療・介護のサポートを受けることができる介護施設が増えているので、老人ホーム探しは苦労しませんでした。結局、旦那様は東区にあるグッドタイムホーム1・海の中道という老人ホームに入居されました。

グッドタイムホーム1・海の中道

福岡市東区
JR香椎線「和白」駅から車で約2分

こちらの老人ホームは入院設備のある病院が目の前にあり、月額費用は10万2千円から。

スタッフの知識や経験が豊富なのはもちろん、日中の受診や夜間緊急時の対応もしてくれるクリニックが近隣にあるのも魅力です。大人気の老人ホームですが、運よく空きがあり、入居することができました。

入居当日、奥様は嬉しそうでしたが、旦那様の不安そうな表情と言ったら・・その日から、「自分が将来、同じような状況になる可能性があるかもしれない」と、戦々恐々として暮らしていました。

ある日、旦那様の生活が気になり。グッドタイムホーム1・海の中道に立ち寄りました。きっと、不安そうに暮らしているだろうなと思い、話し相手になれればいいかなと思ったのです。

施設内に入り、屋上に向かうと不意に大きな笑い声が聞こえてきました。声のする方向に目をやると、例の旦那様が、グッドタイムホーム1・海の中道のウリである畑でヘルパーさんと笑いながら、農作業をしていました。私に気づいた旦那様が、「深川君、こっち、こっち～」と大声で私を呼び寄せ、感謝の言葉とともに、今の暮らしに満足していることを伝えてくれました。

農作業姿に身を包み、日に焼けた顔に満面の笑みを浮かべた旦那様は、まるで別人のように生き生きしていました。「自分の居場所がここにはある」と、言っていた旦那様の言葉に感動し、とっても幸せな気分になりました。

家族と最期までが理想ですが、万が一、うまくいかない場合は、思い切って環境を変えることで、新たな自分の居場所が見つかり、幸せに暮らすこともできることを知りました。大変、勉強になりました。ありがとうございました。

※妻へ　あくまで、万が一の話です。ずっと仲良くしよ～ね♡

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