人工知能が人類を滅ぼす可能性は0%!-ROBO dreams 03
IT技術
記事公開日:2016/05/27、 最終更新日:2019/01/04
ネーミングが生む誤解。
最近、人工知能という言葉をいろんなところで見かけるようになった。人間を滅ぼすという論調のものもある。一部の有識者も同調しているらしいが、ばかげている。そんなことはありえない!
人工知能というネーミングが、誤解を生んでいるが、今の人工知能は、人間の脳を再現したものではない。
あくまで、多くのデータの中から人間が発見できないようなパターンを見つけることで、予測精度を上げるというプログラムである。
「もし○○なら○○せよ ○○でなければ○○せよ」という推論の「○○せよ」のところに目的をいれて、膨大なビッグデータから、「もし○○なら」のところを探しだし、学習できるようになっている。
人工知能とその他のプログラムの違いは、学習することにより、状況に応じてより適切な判断をして動くことができる点だ。
議論のピントはどこか?
近年、膨大なデータを入手することが可能になり、非常に興味深いテクノロジーであることに異論はないが、過剰な期待がかかっている状態であると言える。
現段階の人工知能は、自身でバグのないソフトウェアを書くことすらできないし、背景を読み取れず、黒人の顔をゴリラと間違えたりもする。人間を超えると指摘する人もいるが、コンピューターは、遠い昔に人間の能力を超えている。
そもそも、人類は道具とともに進化してきた。古くは石器を、最近では機械を使用して生活している。人工知能も、それ自体に生物的欲求はなく、あくまで機械の一部として、我々の生活に浸透していくはずである。いつの時代も、怖いのは道具ではなく、人類自身である。
人類は、同じ種であるにも関わらず、殺し合う。ついには、原子爆弾のような大量破壊兵器を製造し、実際に使用した。残念ながら、今後も同じようなことを繰り返すのだろう。
「人工知能が人類を滅ぼす」というピントのズレた議論をするよりも、「人類同士が平和に共存できるにはどうすればよいか」について真摯に向き合い続けることの方がよっぽど有意義である。
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