住み慣れた自宅はどうする？独居の方の施設入居実例

今回は、ケアマネ様からご紹介いただいた、C様という方の入居相談に対応した時のエピソードです。

C様

要支援2。女性。85歳。一人暮らし。足腰が弱くなってきている。

足腰が弱まり、介護施設への入居を検討

ケアマネ様からの説明によると、足腰が弱くなってきていて少し認知症状も見られるため、施設への入居を検討しているとのことでした。また、施設に入るとなると自宅が空き家になってしまうことを心配されているということも伺いました。

後日C様に直接会ってお話させていただきました。

C様

ホントは自宅でずっと生活できたら一番なんだけどね…。でも足腰が言うことを聞かなくなってきて…。このまま一人暮らしするのは無理かなと思って。

田中

お一人暮らしだと不安も多いですよね。何か他に希望する条件などはありますか？

C様

できることなら今の家の近くに住みたいわ。それと、予算は12万円で収まるところで…

田中

わかりました！希望の条件でお探ししますね。それとご自宅が空き家になってしまうとのことですが、よろしければ私どもで売却の手続きをお手伝いすることも可能ですよ。売却したお金を入居の資金に充てることもできますし…

と、心配されていた自宅の売却のこともご提案しました。通常なら自宅の売却と施設入居は別々の会社に頼むことになるのですが、ウチシルベ静岡なら社内に不動産担当の者もおりますので一社で対応可能です。

長年住まれたご自宅で愛着もあったようでしたが何度か話し合いを重ね、C様も最後は自宅を手放すことを決意されました。

迷いに迷った末の決意

話しがまとまり、入居先の選定とご自宅の売却を同時進行で進めていきます。

不動産担当者と情報共有し、連携しながら施設入居までの期間を考慮しながら進めていきます。

C様は今住んでいる場所の近くで探して欲しいとのことでしたが区内で予算面をクリアできる施設はなかなか見つかりませんでした。

なんとか隣の区で月額費用が予算内に収まるグループホームを見つけ、見学にお連れしました。

また、予算はオーバーしてしまうものの、自宅の近くの施設も1つ見学にお連れしました。

田中

自宅から近い施設と、隣の区ですが予算内の施設、2つご見学しましたがいかがでしたか？

C様

できるだけ遠くには行きたくないと思っていたけど、隣の区だし、この入居金と月額は魅力的よね…。うん、こっちの施設にします

と、C様が選ばれたのは隣の区のグループホームでした。認知症ケアにも力を注いでくれますし、予算内に収まるという点が一番の決め手になったようでした。

また、入居までに自宅の売却も無事決まり、費用も用意することができました。

C様

一人で困っていたけど施設のことも家のことも両方ともやってもらえて、本当に助かりました。お金のことがなにより心配だったから、本当によかったわ。

自宅の近くに住みたいという願いは叶えられず、申し訳ない気持ちもあったのですが、ご家族からの協力も得られず一人でお困りだったC様の力になれたことがわかってとても嬉しく思えた入居相談となりました。