なぜ老人ホームに入居するの？-みんなの介護施設探し その1-

老人ホームへの入居を考えるようになるきっかけ

老人ホーム入居を考えるようになるきっかけは人によって実に様々です。

介護が必要になったために入居を検討するもいれば、将来の安心のために今のうちから探しておきたいという人もいます。

何がきっかけで入居を検討し、施設探しするようになったのか、ウチシルベに寄せられる相談内容を元に集計しました。

１位、入院後、自宅に戻るのが難しいため

最も多かったのが入院をきっかけに施設を探すようになったというケース。33.4％でした。

これまで自立で生活していた方でも、骨折や肺炎で入院したことにより、自宅に戻って生活することが困難と判断されてしまいます。ウチシルベのお住まい相談員はご家族やMSWからの相談を受けて施設をお探しすることになります。

２位、一人暮らしのため生活が困難・頼る人がいない

二番目に多かったのが24.8％の独居のため生活が困難というケースです。家族に頼ろうにも身寄りがなく誰にも介護をお願いできないという方などがここに含まれます。

本人で施設を探していてウチシルベに直接相談がある場合もあれば、地域包括支援センターの担当者や成年後見人、近所の人やご友人などが相談される場合もあります。

また、一人暮らしといっても境遇は様々です。

望んで一人暮らしをしている方で今後も一人暮らしがしたいという人もいれば、お住まいが老朽化したため立ち退きを求められ、仕方なく次の住まいを探しているという人もいます。ご家族に先立たれて独居になり、一人暮らしに不安を感じたり、寂しさを感じるようになったなどの相談もあります。

３位、老人ホームから別の老人ホームに移りたい

既に老人ホームに入所中の方で別の老人ホームに移りたいという方が15.1％でした。

老健や特養に入所中で退所しなければならない方も含まれます。

別の施設に移る動機も様々です。介護度が上がり、現在の施設では対応が難しくなってきたという方もいますし、入ってから合わないことがわかったという場合や、人間関係のトラブルがあったというご相談も寄せられます。

４位、介護度が上がったために家族の負担が大きくなった

家族の負担が大きくなったなど介護をしている家族が限界を感じてしまったり、何らかの理由でこれ以上介護ができなくなったという理由が12.7％でした。現在レスパイト入院しているというケースもここに含まれます。

認知症が進んで徘徊があり、近所に迷惑をかけることになったなど具体的な出来事が起こって施設探しに踏み切ることもあるそうです。

５位、夫婦二人暮らしで要介護・要支援になった

夫婦二人、あるいは一方が要介護・要支援になったことによって施設入居を考えるようになったという方は10.3％という数字になりました。二人とも高齢で介護が必要になると自宅での生活は大変困難です。一方はお元気でも、動けるうちに探したいということでご相談が入ることもあります。

６位、その他の理由で老人ホーム入居を検討

その他の理由が3.6％でした。

内容の詳細としては「病院での受け入れが困難となり、施設を探さなくてはならない」「家族に迷惑をかけたくない」などの理由で施設を探される人もいるようです。

現在の生活の状況は？

ちなみに入居先を探される方の生活の状況を調べた結果はこの通りになりました。

施設探しの理由と大差ない結果となりました。施設探しの理由は現在の住まいの状況やご家族との関係と深く結びついているということがわかります。

葛西

私たちは日々、病院の相談員さんや居宅のケアマネジャーさんという医療や介護の専門家の方と様々な理由や状況の中での高齢者住宅選びをお手伝いしています。

病院から退院する方の場合は突然の出来事でご本人様もご家族様も混乱されていることもあったり、ご自宅から転居する方の場合は長年検討した結果でありながらも迷いながらであったり。

新しい生活に対する不安や期待などを抱えながらのご相談が多いのですが、私たちが安心感を届けられるようにしっかり向き合わせて頂くようにしています。

ご本人の置かれている状況やご家族が困っていることなどを一つ一つ見ていくと本当に施設入居の理由は人それぞれだということがわかります。

お住まい相談員はそのひとりひとりに合わせた施設探し、ご提案をしています。地域のお住まい相談員が直接お話して、どんなことで困っていて、どんな施設を希望しているのか細かくヒアリングいたします。

老人ホーム入居についてのご質問や入りたい施設の空き状況などお電話からでもお気軽にお問い合わせ下さい。こちらから無料で相談可能です。