上坂 美紀代さん(ケアマネージャー)-HEART WAVE File.13
HEART WAVE
福岡
ケアマネージャーやソーシャルワーカーなど介護・医療に携わる方にこれからの超高齢社会に望むことや自分の仕事に対する想いを語ってもらう紹介制インタビュー。
記事公開日:2017/03/27、 最終更新日:2022/01/20
その人らしい暮らしを一番に考えて。
介護の未来、仕事での使命について、上坂さんに聞いてみました。
上坂さんのアツ~い想いを、手書きメッセージで紹介!
あなたの使命は何ですか?
上坂さん:本人の気持ちによりそうこと、本人中心のケアが行われるようにマネージメントすることだと思っています。
そのために本人の話をしっかり聞くことを大切にしています。多くの引き出しを持ち、様々なお困りごとに対応できるよう研鑽しています。
ご本人も家族も、ありのままのその人らしい生活が続けられるよう支援していくのがわたしの仕事だと思っています。認知症があってもなくても住み慣れた地域で生活を続けて欲しいですし、地域生活を支える一員として力添えになれたらなと。
そのためには本人や家族も気づかないようなSOSにも気を配り、ご家族のための支援もしていきたいです。もちろん介護の現場のスタッフのためにも。一緒にチームとして成長していけたらいいですね。
介護の未来をどうしたいですか?
上坂さん:介護職の人間もご家族も、自分本位にケアを展開してしまっていることがあるように思います。
よく言われる「お困りごと」というのは介護職の人間やご家族の都合によるものが多いです。「今が何時なのかわからない」「薬が決まった時間に飲めない」などというものも私たち介護職が困ることであって、そういったことではなく、ご本人が本当に困っていることを一番に考えて解決できるチームになりたいと考えております。
こうした「ご本人のお困りごと」を解決することで実際に落ち着かれることも多いです。
私たち誰もが認知症になったり、体が動かなくなったりしたとしても地域で自分らしく生活できるようなそんな未来にしていくためにこれからもお手伝いしていきたいですね。
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ウチシルベからの一言
介護の仕事が「楽しい!」と笑顔でいきいきと語ってくださった上坂さん。認知症についての勉強を今も熱心に続けておられ、その知識と経験を現場に活かされています。大変多忙な中、「わくわくカフェ」を年に数回、「堤カフェ」を毎月お手伝いされており、他にも「RUN伴」の実行委員としてもご活躍中です。
「チームができれば住み慣れた地域で生活することを支えられる!」と、上坂さんご自身も地域の方と交流があり、楽しそうでした。
地域での関係性が薄れていると言われていますが、自ら地域へと発信していくものなのだなと感じました。はっと気づかされることが多い、インタビューでした。