ウチシルベの会 in鹿児島 開催レポート

第三回ウチシルベの会に参加してきました。

福岡本部エリアのお住まい相談員、曽根るみです。

曽根るみ

福岡エリア担当。自身も高齢の母親の介護をしながら、高齢者家族の思いに寄り添い専門性の高い施設提案を行う。講演の実績も多数。

今回わたしは鹿児島エリア担当の亀山奈美恵さん、山下香さん、田中美奈さんにお招きいただき、ウチシルベ鹿児島が主催する「ウチシルベの会」というイベントに参加してきました。

ウチシルベの会は今回で三回目の開催となりました。毎回様々な催しを企画しており、第一回目は茶話会、第二回目はランチミーティング、第三回目となる今回は「ウチシルベ研修会」と題してソーシャルワーカーやケアマネージャー向けに研修の場を設けました。

研修会には鹿児島県内の有料老人ホームやグループホーム等の介護施設他、地域包括支援センターや病院、居宅介護支援事業所などで介護事業に携わっている40人以上もの方々に参加していただけました。

また、ウチシルベからは沖縄でお住まい相談員として具志良子さん、宮城貴子さん、金城つかささんが参加しました。

実際に担当した困難ケースについてご紹介。

わたしは「老人ホーム入居の場合の困難事例の対応と連携の取り方」と題して講演を行いました。

これまでお住まい相談員業務の中で出会ってきた様々な困難事例を具体例とともに紹介し、その解決方法について皆さんに共有させていただきました。

困難事例にも色々ありますが、今回は「独居で認知症が進行してしまったケース」「転倒骨折を繰り返しているケース」「ご家族が県外に住んでいて離れて暮らしている人のケース」「認知症が進行しているのに家族からの協力が得られないケース」……等、在宅での生活が難しく、施設入居を必要とされる高齢者の事例を自身の体験を元に紹介しました。

皆さん、とても熱心に聞いてくださり、話しているこちらにも熱がこもりました。

グループごとに様々な情報交換がもたれました。

講演の後はグループディスカッションの時間もとられ、「在宅生活が難しく認知症や身体的、様々な状況により施設入居が困難なケース」というテーマでテーブルごとに話し合いがもたれました。

業種や職種は違えど介護に関わり、高齢者の力になりたいという気持ちは同じ。皆さん様々な角度からの解決策を意見交換し、自分の仕事の場で活かせるアイディアを持ち帰っていただけたようです。

わたしを含め、参加したお住まい相談員達もとっても勉強になりました！これまで以上に相談者や入居者ご本人に満足していただけるよう、入居相談の質の向上に努めてまいります。

ウチシルベでは高齢者向け住宅のプロとして勉強会や講演会にも積極的に参加しています。高齢者施設についてのご相談がありましたら全国お住まい相談員になんでもお問い合わせ下さい。