ケアマネさんは玉石混交。-在宅介護実録 沈んだ太陽 第六回
介護・福祉
記事公開日:2016/05/30、 最終更新日:2019/01/04
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まるで失恋。心にポッカリ穴…。
こんにちは、ミチルです。
今回は、過去5年間にお世話になった3人のケアマネさんをご紹介します。何かのご参考になればと思います。
最初にお世話になったAさんは地域包括センターから推薦があった方で、3人の中では1番のベテラン、豊富な専門知識を持ち合わせていました。
Aさんに2年間お世話になり「絶対に辞めないで」と念を押していたのですが、やはり仕事がデキる人はヘッドハンティングされてしまうのか、残念ながら隣市の大きな居宅介護支援事業所へ転職していきました。
失恋したかのように心にポッカリ穴が空いてしまったのもつかの間、その後任者となったBさんは悪夢でした。
「ソツのない態度」の本意は?
2年目の介護認定でポキさんは「要支援2」と前年より低く判定されていたのですが、Aさんが引き続きポキさんを担当してくれるというので支障も出ませんでした。
しかしながら、Aさんの退職に伴い受け持ち分の利用者さんを引き継ごうとしたところ、ポキさんを担当するスタッフの手が足りません。やむなくポキさんは、要支援者を対象とした地域包括センターが受け持つことになったのでした。
悪いことは重なるものです。市内に高齢者が増えたことから地域包括センターも増設されたのですが、私の住む地区の担当がそれまでの前出のNさん(第五回「沈んだ太陽」に登場)がいる本部ではなく、新設された小センターになったのでした。
初めて会った時から、ソツのない態度のBさんにあまり親しみを感じなかったのですが、それがソツではなく無関心だとわかるまでにはさほど時間はかかりませんでした。
あるとき「母はもともと、発達障害かもしれない。病院へ連れて行ったほうがいいでしょうか?」と相談したのですが「本人に聞いてください」とだけ言われておしまい。
そうかと思うと「姉が死にたい、死にたいと言う。私はどうすればいいのかわからない」と心中を吐露すれば「『死にたい、死にたい』って、死ねればいいですけど、そんな簡単には死ねませんからねぇ」と爆笑されたときはゾッとしました。
事実に反する記述。
あまりの暴言に介護福祉科に電話を入れたのですが、なぜか「Bさんはサバサバしたいい方ですよ。福祉課でも人気あります、見守ってあげてください」と言われ、ぐぅの音も出ませんでした。
その後「介護認定調査票」の写しを見る機会があったのですが、ポキさんのことを「軽度の知的障害があり」と書いてあったのには驚愕しました。それ以外にも事実に反する記述がいくつかあり理解に苦しみました。
一応、ポキさんは曲がりなりにも定年まで同じ会社を勤めあげたわけですし、その後も精神科を受診した時も知的障害という話は一切ありませんでした。
私はBさんに電話で猛抗議をしたのですが、そこでわかったのは、Bさんは知的障害も発達障害も、その他障害についての区別をあまり理解できていないということでした。記載の訂正を願い出ると「じゃ、もう一度介護認定を受けるしかありませんね。それでもいいんですか」と開き直り。
どうやら彼女は、私と会うのが嫌でポキさんの介護度を元の要介護1に戻し、担当を外れたかったようです。
悩むより勇気を持って行動。
現在のケアマネCさんは最初のAさんと同じ事業所で、Aさんの後輩に当たります。
前任のBさんには驚かされることばかりでしたが、Cさんはどっしりと腰を据えて、いろいろな選択肢の中から利用者さんにとってのベストを一緒になって考えてくれる頼れる存在です。
このように、ケアマネさんも玉石混交ですが、最悪「合わなかったらかえられる」のです。道はあります。ですから、悩むより勇気を持って行動してみることをお薦めします。
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