福岡で、リハビリに強い老人ホーム
お住まい相談員
日々地域を飛び回るお住まい相談員のお仕事内容やトピックを取り上げていきます。
※紹介している相談実例の内容は、実際にウチシルベに寄せられた相談をもとに構成しています。しかし、ご本人やご家族のプライバシーに配慮し、一部の設定・描写を変更した上で編集しています。
記事公開日:2015/12/20、 最終更新日:2022/01/20
今度はもう、失敗したくない
今回の相談は、病院のソーシャルワーカーさんを経由してのものでした。
「ご入院中の方なのですが。これまでに入居されていた介護施設に戻るのはどうしてもおイヤなようで」
「いまのご様子はどのような感じでしょう?」
「今回は心不全でのご入院です。退院期限はあと2週間ほどなので、それまでに次を探したいというご希望です。キーパーソンの弟さんにはお話をしているので、一度お会いしてお話を聞いてみてくれませんか?」
ご紹介をいただいてすぐ、私から弟さんへ連絡を差し上げました。退院の日が迫っていることもあって、ご自宅でお話をうかがうことになりました。
「これまではグループホームに入居されていたんですね? 移られる理由はなにかトラブルがあったのでしょうか?」
「なにか特別なアクシデントやイヤなことがあったわけではないんよ。でも、あそこはねぇ、リハビリの専門家がいないんだよ。それに介護士だとかヘルパーだとか資格を持っているってみんな言うけどあんなの本当なの?僕らはわからないから信じるしかないんだけど……。」
「なるほど、そうだったんですね。毎日のなかで少し疑問に思うことが続かれたわけですね」
「そうだねえ。それに今回の入院で要介護度も上がっちゃったから、これから先はちょっと怖い部分があって。だから相談したかったんだよ」
お話をしていると、高齢者施設そのものへの不信感が芽生えてしまっているようでした。ご希望としてリハビリを頑張って取り組みたいという想いが強かったこともあり、認知症を抱えている方の受け入れが可能で、リハビリに力を入れている介護施設に重点を置いて福岡市南区・城南区を中心に検討をしました。
気にいった! でも、決められない
最初に見学に行ったのは南区にある住宅型有料老人ホーム「メディケア癒し」です。こちらはとにかく医療面の強さに定評があり、認知症を抱えている方でも自分らしく暮らせる環境がしっかり整えられています。介護士や看護師だけでなく、作業療法士や理学療法士といった専門スタッフの数も多く、弟さんが気にされていた部分もここなら安心されるのではないかと思いました。
スタッフの方と館内を見学していきます。活気あるデイケアの様子を見て、「ここはにぎやかだねえ」と好感触を抱いていただいたようです。デイケア、機能訓練室、居室と順々に説明を受けながら、「うんうん」とにこやかに回られて見学を終え、この日は他に近隣の住宅型有料老人ホーム、介護付有料老人ホームも見学しました。
「実際に足を運んでみていかがでしたか?」
「いや~最初の老人ホームがすごい良かったよ。やっぱりグループホームと比べると活気があるねえ」
「お姉さまのお好みや性格などを考えて、なにか気になる点や聞いておきたいことはありましたか?」
「 ん~そうだなあ。本当によかったけれど、こうやって1日で決めてしまうのはやっぱり不安があるんだよ。前も急いで決めたけれど、結局こんなことになったし……」
弟さんは、「今度こそはベストな選択をしたい」、むしろ「しなくてはいけない」という想いが相当に強いようで、「気にいったけれど決められない」と何度も何度も繰り返していました。そこで、こちらからもう少し施設見学に同行していただくことをご提案しました。
「どうですか、よかったら日を改めてほかにも何軒か回ってみませんか?」
「そうさせてもらえるかな。また時間を空けてすぐに連絡するから!」
次の日の朝、1本の電話が
翌日のことです。午前中に弟さんから電話がありました。予定を早々に確認していただけたものだと思い、電話をとりました。
「昨日はありがとね! あの最初の老人ホームだけどまだ空いてるよね!」
「はい、昨日行ったばかりですし、まだお部屋はありますよ。それより、いかがされましたか?」
電話口の弟さんは、何度も「昨日の夜は眠れなかった」と繰り返します。どうやら、帰ってから1日を整理するなかで「メディケア癒し」へ心が大きく傾いたようでした。そして「もし部屋がいっぱいになってしまったら大変だ!」という不安で頭がいっぱいになり、すぐに電話をいただいたとのことでした。
とにかくたくさん施設を自分の目で見たい方、インターネットや口コミで徹底して情報を探したい方、じっくり時間をかけて考えてみたい方、あるいはフィーリングや雰囲気を大事にして直観的に決める方etc.
納得に至る道のりは人それぞれですが、弟さんの場合は一晩じっくりと考えて結論を導かれたようでした。
「どういたしましょうか? 手続きの方進めさせていただきましょうか?」
「うん、お願いします。姉さんには僕から言っておくから」
昨日はあれだけ迷っていたのに、一晩だけでの急展開――。第三者から見れば、不思議に感じるかもしれません。でも本当に真剣に探しているからこそ、他人には簡単にわからない悩みや決断が生まれてくるもの。そこに寄り添い、解決の手助けをして差し上げることこそ私たちお住まい相談員の仕事なのだと思います。
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