福岡・福津市で看護体制が整った介護施設
お住まい相談員
日々地域を飛び回るお住まい相談員のお仕事内容やトピックを取り上げていきます。
※紹介している相談実例の内容は、実際にウチシルベに寄せられた相談をもとに構成しています。しかし、ご本人やご家族のプライバシーに配慮し、一部の設定・描写を変更した上で編集しています。
記事公開日:2015/11/18、 最終更新日:2019/01/04
退院の日が迫ってきていて
今回ウチシルベにご連絡をいただいたのは、東京都足立区に住む54歳の女性Oさんでした。これまでずっとパートとして働きながら2人の子どもを育ててきた彼女の生活に大きな変化があったのは、2カ月前のこと。福岡県古賀市内で独居していたお母様が風邪をこじらせて肺炎になってしまい、入院することになったのです。
当初は数週間で退院のめどが立つはずだったのですが、一時は食事も満足にとれないくらいに衰弱してしまい、「一時は亡くなってしまうかと思いました」と周囲も覚悟したそうです。お母さまのすぐそばで看病をしたい、というOさんの希望を旦那さまや家族も全面的にバックアップ。彼女はパートをやめて、実家から病院に通う毎日を送ってきたといいます。
「もうすぐ退院の日が迫ってきているのですが、もうひとり暮らしをさせるのも不安で」
Oさんは病院のソーシャルワーカーさんや担当のケアマネージャーさんともすでに何度も相談をしていて、お母様に高齢者施設に入居してもらいたいと考えておられました。入院生活の間に身体機能がみるみる衰えてしまい、これまで2だった要介護度が区分変更で4にまで上がってしまったことが背景にありました。お母さまを東京に呼び寄せて暮らすという考えもなくはなかったそうなのですが、ご本人は住み慣れた福岡を離れたくないとおっしゃったそうです。
体調管理をしっかりして欲しい
つらい闘病生活を間近で見ていた分、Oさんの願いは切実でした。聞けば、お母さまはお若いころからぜんそくの持病があるそうで、いまでも夜中に激しく咳き込んだり、時には酸素吸入が必要な場合もあるそうです。
「病院でもナースコールを押すことが何度もあったみたいで」
「そうでいらしたのですね」
「スタッフの方は24時間ずっとホームにおられることが多いのでしょうか?」
そこで私は、介護スタッフ、看護スタッフの常駐体制の仕組みを簡単にご説明を差し上げました。現在は24時間体制で介護スタッフが常駐する施設が多いこと、一方で看護師は日勤帯の勤務を採用する施設が多いこと、医療的なケアになると看護スタッフでしか対応できないこと。ひとつひとつの説明にしっかりと耳を傾けてくださるだけなく、熱心に質問をされるOさんの姿からもお母さまを思う気持ちが伝わってきました。
「このあたりで看護師さんをしっかり揃えているホームはありますか」
「エリア的にはどのあたりをお探しでしょうか?」
「本人はきっと古賀や福津あたりを希望すると思いますが……。もし近隣で見つからないようであれば、福岡市内まで広げて探していただければ」
お話を聞いて、すぐに思い当たるホームがあったのでその場でお話をさせていただきました。福津市内にある有料老人ホーム「ふくろう館」さんです。まだオープンしてから日が浅く、私自身もご紹介をする機会がなかったのですが、ちょうと1ヵ月ほど前に見学をさせていただいたことがあり手厚い介護・看護体制が印象に残っていたからでした。
「このあたりだと福津のふくろう館というホームがございますよ」
「うちの母でも受け入れてもらえそうでしょうか?」
「要介護度が高い方や医療ニーズが高い方も受け入れていきたいと施設長さまがおっしゃっていたので、絶対に大丈夫ですよ」
ふくろう館は全部で21室とコンパクトなホームなのですが、看護師さんが5人も配置されていて、常駐体制で異変に備えています。私もお住まい相談員としてたくさんの施設を見ていますが、これだけの手厚い体制は福岡市内を含めてもなかなかないと断言できます。それに、ただ、人員体制はあくまで検討材料のひとつであって、実際にどんな人がケアをしてくれるのかが大切です。そこで先日私がお話をさせていただいた施設長も看護師長も、とにかく現場でのキャリアが豊富な方であることをOさんにお伝えしました。
「もしよかったら、明日にでも見学をしてみたいのですが。もうあまり猶予もありませんし、福津なら近いですし」
「かしこまりました。合わせて福岡市内の施設もご提案させていただきますね」
「いえ、いまご説明を聞くとすごくよさそうなので。近くで決まるに越したことはないですし、まず見学してみてから、いろいろ考えてみたいです」
介護も看護も日常のなかにあるもの
週末には1度東京へ帰るというOさんのために、すぐその場でふくろう館へ電話をかけ翌日の見学を設定しました。そして翌日――。木目調の優しい風合いが印象的な館内を見学しながら、施設長のご説明を受けました。Oさんは昨日と同じように、お母さまの体調面を案じてたくさんの質問をされていましたが、施設長はとてもていねいに説明をされていました。私も横で聞いていましたが、「看護が必要だからといって追加料金が発生するのではなく、あくまで高齢者の日常の延長線上として介護と看護が備わっているべきだと思うのです」という言葉がすごく印象に残りました。
ご提案を差し上げるなかで、私が唯一懸念していた費用に関しても、施設長はすべてわかりやすくお話をされていました。月額費用145,000円と言う数字だけを見てしまうと、もっと低額で入居できる施設は近隣にもたくさんあります。でも、手厚いケア体制であったり、医療ニーズへの対応であったり、要介護度が今以上に高くなってからの対応であったりと、ふくろう館だからこそできることを聞いたことで、Oさん自身も大きく入居へと気持ちが傾いている様子が見て取れました。
「本当は、いまここで決めてしまいたいくらいなんですが。一度母本人や今日一緒に来てくれたお住まい相談員さんともじっくり話をしてからで大丈夫ですか?」
「もちろんです。まだお部屋の状況も余裕がありますし、ご本人さまにもよくお話ししてください。可能であれば、次はご本人さまと一緒にご見学いただいてもよろしいですし」
見学を終えてOさんがご満足されている様子を見て、私もお住まい相談員として誇らしい気持ちでいっぱいでした。こんな書き方をすると大げさかもしれませんが、ふくろう館の方からも「ご入居いただく方の終の棲家になれるように」という覚悟が伝わってくるような見学だったと思います。
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