認知症サポーター養成講座に行ってみた
介護・福祉
福岡
記事公開日:2016/08/15、 最終更新日:2022/01/20
“認知症サポータ―”という言葉をご存知でしょうか。
認知症サポーターは、認知症の知識を正しく理解し、地域で支える人たちをいいます。活動は全国各地で行われていますが、どうすればなれるのか、まだ知らない人もいると多いと思います。
ということで今回は、つぅが実際に受講してきました。
認知症サポーターになるためには
認知症サポーターになるためには養成講座を受講しなければいけません。私は、福岡市で開催された認知症サポーター養成講座に参加しました。
認知症キャラバンメイトのスタッフが講師を務めました。講座は、教材とレジュメに沿って進められました。ちなみに教材はこちら。
絵や文字でわかりやすく説明してあり、子どもたちでもわかりやすいように工夫されたテキストです。受講者であれば誰でも持って帰ることができるので、家でもゆっくり読むことができますね。
講座は、認知症の事例を分かりやすく解説したビデオ鑑賞とキャラバンメイトのスタッフによる講演の2部構成となっています。
講演では、福岡市の認知症の実態についての話がありました。資料によると平成26年10月現在、福岡市の65歳以上の人口は、およそ30万人で高齢化率は、20.3パーセント。
全国平均が26%ということだったので、比較的高齢化率は低いといえます。そして、福岡市の認知症高齢者数は、平成26年度福岡市介護認定調査報告によるとおよそ3万人だそうです。
認定調査を受けていない人も入れれば、認知症患者は多いという話がありました。
認知症について正しく理解する
講師の方が何度も繰り返されていたのは、「認知症は早期診断、早期発見が大切」ということでした。
現在の医療では、認知症を治すことは難しいとされていますが、早期発見をすることで、認知症の進行を遅らせることができます。
そのためにも認知症の症状の知識を持った人たちが必要となってきますね。
また、対応としては、「驚かせない」「急がせない」「自尊心を傷つけない」ことが重要とおっしゃっていました。
そして、今からでも実践できることとしては、認知症について正しく理解すること、認知症に対して偏見を持たないこと、そして、認知症の人やその家族をサポートすることが大切といい、講座は締めくくられました。
講座終了後には、オレンジのリングがプレゼントされました。
介護施設のスタッフの方が腕につけているのをよくみますね。
つけているということは皆さん認知症サポーターなんだと今回分かりました。リングをよくみると、認知症サポーターの文字も入っていました。
オレンジリングは養成講座を受講した証であり、認知症の方を応援するという意思表示でもあるそうです。私も無事2時間ほどの講座を受講し、認知症サポーターになることができました。
認知症サポーター養成講座を受講してみて
「講座」ということなので、テストがあったり、何回も授業を受けなければいけないのかなと緊張しながら行きましたが、講座はすぐに終わり、正直安心しました。
あと、サポーターになったからといって定期的な会合などに出席しなければいけないと思っていましたが、そんなこともないそうです。
自分が出来ることを無理なくすることでサポートになるといいます。講師の方の話によると最近では、地域単位だけではなく、企業や小学校などでも受けているそうです。高齢者を支える活動が広がっていると思うと嬉しくなりました。
私も困っている高齢者を見かけたら気軽に声をかけることができるような優しい心をもって生活を送っていきたいと思いました。
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