小宮 悦子さん(看護師・ケアマネージャー)-HEART WAVE File.8
HEART WAVE
大阪
ケアマネージャーやソーシャルワーカーなど介護・医療に携わる方にこれからの超高齢社会に望むことや自分の仕事に対する想いを語ってもらう紹介制インタビュー。
記事公開日:2016/09/28、 最終更新日:2018/12/28
Contents
高齢者がいつまでも好きなように暮らせる社会のため
幸せのサポーターとなりたい。
介護の未来、仕事での使命について、小宮さんに聞いてみました。
小宮さんのアツ~い想いを、手書きメッセージで紹介!
あなたの使命は何ですか?
小宮さん:わたしは1983年に看護師になり、総合病院の手術室、救急外来勤務を経て1993年から介護業界に転職しました。当時は介護保険制度はまだなく、「措置制度」の時代でした。
勤務していた特別養護老人ホームでは広い食堂で一斉に食事をします。赤ちゃんがするようなエプロンをつけて、機械的な介添えで食事が口に運ばれる…。薬は飲みにくいからと粥に混ぜて口の中へ…。
とても食事を楽しんでいる光景とは思えませんでした。お風呂やレクリエーションの時間も同じです。
このような老人ホームの現実を目の当たりにして「自分が高齢になった時にこんな生活をするのは絶対にいやだな」と思いました。
その後「在宅介護支援センター」へと配属が変わったことで在宅で生活される方やご家族からの相談を受け、これまでと違った角度で介護というものが見えてくるようになりました。
そういった経験を経て、高齢者の方々が好きなように暮らせるお手伝いをしていきたいと考えるようになりました。
介護の未来をどうしたいですか?
小宮さん:私の考える「好きに暮らす贅沢」とは、例えばこんなことです。
「好きな時に好きな物を好きな場所で食べる」「お風呂に入りたいから入る」「外の空気に触れたくて散歩に出る」…。これらは全部私たちにとっては無意識にしていることですが、高齢者の方にとっては難しいことばかりです。
この当たり前のことができている今の自分は本当にありがたいことだと気づきました。
ですが、このような「好きに暮らす贅沢」は介護が必要になっても、尊厳ある介護サービスが受けられる環境、社会であれば実現できるものだと思います。
高い知識・技術と温かいハートを合わせ持ち、他人を感動させるサービスでもって地域に貢献していきたいですね。そして住み慣れた地域で暮らしていく方々と、そのご家族の幸せのサポーターになりたいと思っています。
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