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お正月はお餅を食べたい!高齢者がお餅を食べる時の注意点

高齢者がお餅を食べる時の注意点

お住まい相談員

福岡

日々地域を飛び回るお住まい相談員のお仕事内容やトピックを取り上げていきます。
※紹介している相談実例の内容は、実際にウチシルベに寄せられた相談をもとに構成しています。しかし、ご本人やご家族のプライバシーに配慮し、一部の設定・描写を変更した上で編集しています。


記事公開日:2017/01/01、 最終更新日:2018/12/28

お餅を詰まらせないようにするには?

お正月に欠かせないお餅。高齢者の方は楽しみにされている人も多いです。

しかしその一方で毎年のようにお餅を喉に詰まらせる窒息事故が発生しています。とりわけ、70代から80代の高齢者で餅による窒息事故が多いと報告されています。

お餅を詰まらせることによって最悪の場合には死亡するケースもありますし、多くの方が重篤な状態になり救急車で搬送されます。

 

高齢者のお餅による窒息はどうしたら防ぐことができるのでしょうか?

公私共に高齢者の介護に関わっていて栄養士の資格も持っている福岡エリア担当のお住まい相談員、曽根るみに注意点を教えてもらいました。

曽根るみ
福岡エリア担当。社内の人間はもちろん、地域のCM、MSWからの信頼も厚いベテランのお住まい相談員です。

 

曽根
寒くなると、温かい飲み物や鍋など汁ものが、恋しくなる季節ですね。

 

ですが、高齢者の方は十分ご注意下さい。

冬の乾燥したお部屋の中で、咳をする事も多くなり、食事中に咳こみ誤嚥をしてしまうケースが多発します。

 

飲み物や汁物を召し上がる際には、少しとろみをつけたり、あんかけ風にするだけでも、誤嚥になりにくく、安心して食事ができます。また、あんかけ風にする事で体も温まりますね。

 

お餅を食べる際の注意点は?

曽根
お正月も近くなると、お雑煮や焼き餅など、ノドに詰まらせる高齢者の方のお話が増えてきます。お餅などは、必ず小さく切ったものをお雑煮に入れる事が一番の安全策です。お餅を焼いた後一口大に切るといいですよ。切り餅や丸餅など4分の1に切るのがおすすめです。目安としてはティースプーンに乗るくらいの大きさを意識してください。お雑煮にも切ったお餅を使うようにするといいですよ。

 

また、小さくて食べやすいからといって2、3個慌てて口に入れないように気をつけて下さいね!


高齢者がお餅を食べる時の注意点

おすすめの食べ方は?

曽根
電子レンジで温めたり、焼いた後なら柔らかくてお餅が切りやすくなります。切った後はお餅がくっつきやすいので、すぐに醤油につけたり、きな粉をまぶしたり、小さくきった海苔をつけるようにするのがおすすめ。こうすれば喉を通りやすくなりますよ。

 

わたしのおすすめは茶碗蒸しにお餅を入れて、あんかけ風にする食べ方!美味しいですよ。

 

美味しくて安全な食べ方を教えていただきました。お正月の食事の時間がこれまでよりもっと楽しくなりそうですね!

曽根
無理なく、安全を心がけておいしいおせち料理やお雑煮を楽しんでくださいね〜。

 

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