グループホーム~費用の目安と探す前に知っておきたい5つのポイント~
介護・福祉
記事公開日:2017/09/04、 最終更新日:2018/12/28
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グループホームを探すには?
ご家族・ご親戚が認知症にかかられ、将来的には介護施設への入居を考えているという方は多いと思います。
たくさんの介護施設がある中、選択肢の一つに「認知症グループホーム」が入ってくるかと思います。正式名称は「認知症対応型共同生活介護」といいます。
認知症の方が、家庭に近い環境で入居者のみんなで協力して家事を行い生活してゆく小規模施設という位置づけです。最大9人までという家庭的な雰囲気を持つ認知症グループホームに、魅力を感じる方は多いのではないでしょうか。
その入居基準は下記のとおりです。
・65歳以上であること・認知症の診断を受けていること
・要支援2、もしくは要介護の認定を受けていること
・施設の住所と同じ市町村の住民であること
住所が同じであること、というのはグループホームが地域密着型施設にあたるからです。
ポイントその① 費用
気になるのは、月々にかかる費用ですよね。
グループホームの場合、初期費用が必要になります。一般の賃貸物件のように「敷金」を支払うところ、有料老人ホームのように「入居一時金」「保証金」を支払うところ等、施設によってさまざまです。金額も施設によって変わりますので、その都度確認してください。
月々の費用としては、介護保険料の自己負担金に実費を足していく計算になります。
介護保険料の自己負担金は、その方の所得によって1割と2割に分かれます。
実費としては居住費、光熱費、食費、雑費などなど、こちらも施設によって明細の名称はかなり変動があります。
これらの金額を足して、だいたいの目安として15万~20万円程度(2割負担の方はもう少し高くなります)が、月々の負担費用となると考えて下さい。
費用から施設を検索する
ポイントその② 医療面のサポート
グループホームへの入居を検討する前に、確認して欲しい重要なことがあります。
それは、その方が医療面でのサポートが必要かどうかです。
グループホームはあくまで生活の場ですから、基本的に医療面での手厚いケアは行われません。持病があって継続的な治療や医療面での対応が必要な方向きの施設とは言えないでしょう。
勿論、看護スタッフはいますし、基本的な健康面のサポートは可能です。
医療面から施設を検索する
ポイントその③ エリア
健康面での心配がなく入居を検討したいという場合には入居者の住んでいる場所によってグループホームを探す必要があります。
先ほども述べましたが、グループホームは地域密着型施設になりますから、基本的な選択肢として今住民票のある市町村内のグループホームに限られます。
要介護認定を受けておられ、なんらかの介護サービスを受けておられる方であれば、一番近道なのは担当ケアマネージャーに相談して頂くことです。情報もたくさん持っていますから、その方に合ったグループホームの候補を見つけてくれることでしょう。
まだそういった段階ではないという方も多いことと思います。
その場合、まずはその方の住んでいる地域のグループホームを検索してみて下さい。よほど小さな市町村でない限り、今は複数のグループホームの名前が挙がってくることと思います。
ポイントその④ 運営会社
グループホームを検索してみると、大きな法人が運営しているところと、個人で運営しているところが見つかります。
大きな法人が運営しているグループホームは、いわゆるチェーン店の一つのようなものだと思って下さい。老人介護保険施設や特別養護老人ホームやデイサービスセンターなどいくつかの高齢者向けの施設を運営している中の一つとしてグループホームがあるという形です。
個人運営のところは、設立した方の思い入れが強いところが多いように感じます。農業に特化していたり、古民家を改造して作られていたりと特色を打ち出しているところも多いですね。
前者は同じ介護施設の横のつながりが期待できます。重篤化した場合、同じ法人内の施設への移動など安心な部分がありますね。後者は個人運営である分、様々な面で融通の利くことが多い印象です。
どちらにもメリットデメリットがあります。実際に訪れて見て雰囲気を感じて、気に入ったところを選んで頂きたいですね。
ポイントその⑤ 人員体制や環境
グループホームの人員配置基準は、常勤換算で3:1以上となっています。
昼間は早出・日勤・遅出の3名、夜間は夜勤1名で一日が構成されているグループホームが多いですね。更に調理担当の方が昼食と夕食を作りに来ていることが多いです。
上記では入浴を午前としましたが、午後に行っているところもあります。そのほかグループホームによってさまざまな特色を打ち出し、その方らしい過ごし方を入居者に提供しています。
医療面では、看護師による健康チェックや薬の管理が行われています。月に一度程度、医師の往診があるところも多いですね。
面会時間はある程度決まっていますが、家族の出入りは勿論自由です。家族とおでかけして外食を楽しむというようなことも、事前に話しておけば自由に行えます。
個室のお部屋の中は、基本的にその方のお好きなようにして頂けます。テレビの持ち込みも自由なところが多いですし、御仏壇なども設置して頂けるところがほとんどです。それまでのその方の生活を持ち込みやすいと言えますね。
1ユニット9名までの入居ですから、その方その方のペースにあった生活をしやすい環境であり、職員にもその方の個性を理解してもらいやすいといえるでしょう。
グループホームでの一日の過ごし方
実際に入所した場合、グループホームでの生活はどんな風になっているのでしょう。
平均的な一日の流れを見てみましょう。
7:00 起床
寝間着から昼間用の服に着替え、顔を洗ったりします。介護の必要な方は、夜勤職員がお手伝いします。
8:00 朝食
9名そろってテーブルについたところで「いただきます」。お片付けを手伝える方にはお願いします。
9:00 入浴
お一人ずつ、ゆったりしたペースでお風呂に入って頂きます。
入浴される以外の方は、洗濯ものを干したり、レクリエーションに参加したりと思い思いの時間を過ごして頂きます。
11:00 体操
昼食前に皆で体操。しっかり身体を動かしましょう。
12:00 昼食
しっかり栄養を取りましょう。多くの施設が人員の取れる昼食を、食事のメインに据えています。
13:00 休憩
ゆっくりタイム。生活リズムを整える為にも、お昼寝はされる方でも昼食後の一回に留めているところが多いですね。
14:00 レクリエーション
その日その日でスタッフと共に過ごすお楽しみの時間です。買い物や散歩に出かけたり、みんなでゲームに興じたり過ごし方は様々。
15:00 おやつ
みんなでほっこり。自分好みの飲み物とおやつに笑顔が浮かびます。
16:00 家事
お掃除したり干していた洗濯ものを取り入れたりと皆で協力します。お夕食を作るところもあります。
18:00 夕食
一日を振り返りながら、夜勤職員と一緒に食べるところが多いです。
19:00 就寝準備
歯磨きや寝間着への着替え、夜だけオムツの方など、その方その方の寝る準備をお手伝いします。自立している方は、テレビを見たりご自分の時間を過ごされます。
21:00 消灯
各自のお部屋に入り、おやすみなさい。
夜間、職員による巡回があります。必要な方にはトイレ誘導、オムツ交換など排泄介助を行います。
こうして見て行けば、グループホームにも様々な特色があることがお分かりいただけたのではないでしょうか。気になる部分を一つ一つ確認してゆくのは骨が折れる作業です。ウチシルベでは多くの情報を整理して、お客様に必要な情報を提供しより良い選択のお手伝いをさせて頂いております。
気になったことがありましたら、いつでもご質問下さいね。グループホーム探しのご相談も無料で行っております。
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