林 隆一さん(ケアマネージャー・ソーシャルワーカー)-HEART WAVE File.16
HEART WAVE
福岡
ケアマネージャーやソーシャルワーカーなど介護・医療に携わる方にこれからの超高齢社会に望むことや自分の仕事に対する想いを語ってもらう紹介制インタビュー。
記事公開日:2017/11/06、 最終更新日:2022/01/20
生活の質を高めるよきパートナーとなれるように。
介護の未来、仕事での使命について、林さんに聞いてみました。
林さんのアツ~い想いを、手書きメッセージで紹介!
あなたの使命は何ですか?
林さん:「この人になら相談してもいいかな」と思っていただけるケアマネージャーになりたいです。
私たちはプロですから、10人いたら10人同じケアプランが作れないといけない。プロというものはそういうものでしょう?そのためには面接技術の向上、専門的な知識の獲得……常にケアマネジメントに磨きをかける必要があります。
「家に帰りたい」というご本人の想いを周囲が「危ないから」と言って止めるのではなく、ご本人の意思を尊重して実現に向けて取り組んでいきたいと思っています。
確かに周囲の方が心配や不安な気持ちも理解できるのですが、自立支援と言えるのでしょうか。私たちだってもの忘れをするし、転んだりもしますよね。高齢者の場合は転倒したら骨折して入院するというリスクが私たちより高くなりますが、ご本人がそのリスクの踏まえた上で「家で生活する」という答えを出したのならそれを叶えて差し上げたいです。
結論を出すのは私たちではなく、ご利用者さんです。
私たちケアマネジャーが学び続け、スキルアップし続けることが利用者の自立を支援し、生活の質を高めていくよきパートナーになれる条件だと思います。
介護の未来をどうしたいですか?
林さん:さわら南よかとこネットは早良区南部にある介護、障がい、医療にたずさわる事業所のネットワークです。
地域の方々と一緒に地域の課題解決に向けてアイディアを出し合い、地域貢献のために活動しています。地域の皆さんと関われるような、認知症の勉強会やカフェの開催を積極的におこなっています。
福岡県早良区南部にはとても熱心で親切な事業所と、そこで働く職員がたくさんいます。介護が必要になっても、認知症になっても、「私の暮らす地域には、さわら南よかとこネットがあるからあんしんだね」と言って地域の暮らしを続けていただきたいです。
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ウチシルベからの一言
「林さんやけんよかとこネットができるとよ」と林さんのことを知る人々はそう語ります。もちろん林さんの人柄もありますが、経験に裏打ちされたものもあります。
MSWとして働いて感じた葛藤や喜びから得たことをもっと高齢者の方の生活に役立てて寄り添いたい。高齢者を支えるにはどうすればいいのか。早期発見できて早期に介入できれば、もっとよりよくその方が望む生活ができるはず。試行錯誤して皆さんと作り上げたのが「さわら南よかとこネット」なのだと思います。
この地域だから、林さんだからできることではなく、この仕組みが福岡全体、日本全国へ広まれば、地域包括ケアシステムの活用、社会保障費の抑制、が上手にできるのではないかと感じました。