埼玉県で、生活保護でも入居できる介護施設
お住まい相談員
日々地域を飛び回るお住まい相談員のお仕事内容やトピックを取り上げていきます。
※紹介している相談実例の内容は、実際にウチシルベに寄せられた相談をもとに構成しています。しかし、ご本人やご家族のプライバシーに配慮し、一部の設定・描写を変更した上で編集しています。
記事公開日:2015/08/25、 最終更新日:2019/01/04
最愛の旦那さまと死別して
埼玉県川口市に住むOさんは、これまで旦那さまと50年以上にわたってふたりで仲良く暮らしてきました。しかし、かねてから病気がちだった旦那さんが今年の春に亡くなり、彼女は収入の大部分を生活保護に頼らざるを得なくなりました。これまでにもさまざまな議論がなされてきた部分ではありますが、生活保護法の定める「最低限度の生活」の基準は難しいものですし、自治体によっても解釈が異なるのが現実です。Oさんの場合は、これまで住んでいた2人用の団地が「最低限」の基準を上回ると判断を受け、市から転居勧告を受けていたのです。
私への連絡は彼女を担当するケア・マネージャーさんを通じてのものでした。ケースワーカーさんや市の福祉窓口の担当者と相談の上、ウチシルベを頼ってきてくださったのです。
明るくこれからを過ごすには?
ご本人がおっしゃる条件はなるべく早く新しい住まいへと移りたいということだけでした。Oさん自身も生真面目な性格らしく、転居が遅れることで周囲の人に迷惑がかかってしまうことについて何度も申し訳ない、という言葉を繰り返していたのです。
しかし、面談でお話が進むにつれてOさんは本当はおしゃべり好きで明るい女性であることもよく伝わってきました。きっと最初は遠慮や緊張もあったのだろうと思います。「旦那がいなくなってからはひとりでテレビを見るくらいしかすることがなくなっちゃって」とさみしそうにおっしゃっていたのが私の印象に強く残りました。そこから先は彼女の抱えている心配ごとの相談や旦那さんとの思い出話、とりとめのない世間話まで気づけば予定の時間をはるかに超える長い面談になっていました。
デイサービスが決断のポイントに
幸いにも、都内で暮らす実の弟さんが保証人になってくれることは既に決まっていました。そうなると、ご提案をする上でもこちらの選択肢は広がります。Oさんは自分の転居で周囲に手間をかけることを気にされていたので、生活保護の移管手続き必要のない市内の物件で住宅型有料老人ホームとサービス付高齢者向け住宅2つの計3物件をご提案しました。
すぐにでも自分の目で見てみたいとのご要望だったので、見学をセッティングしました。これから生活の中心になる場所だからこそ、「とにかく早く決めてしまいたい!」ではなく、しっかりと考えてご決断をなさるようにアドバイスをさせていただきました。すべての見学を終えて2日後、ケア・マネージャーさんを通じて「なごやかレジデンス川口根岸」に決めたという連絡をいただきました。ここでは併設のデイサービスも見学したのですが、同世代の入居者が和気あいあいと過ごす姿を見て「自分もあそこに加わりたい」と思ったんだそうです。ケア・マネージャーさんから明るい声で「引っ越しするのを楽しみにしているみたいですよ」と聞いたときは私も同じようにうれしかったですし、おしゃべり好きのOさんならきっと新生活にも溶け込めると思います。
お住まい相談員がピッタリの老人ホームをご提案
エリアから老人ホームを検索する
老人ホーム探しは、わたしたちにおまかせください!
相談無料!
全国対応!
相談無料!
全国対応!