東京・荻窪で認知症に強い介護施設
お住まい相談員
日々地域を飛び回るお住まい相談員のお仕事内容やトピックを取り上げていきます。
※紹介している相談実例の内容は、実際にウチシルベに寄せられた相談をもとに構成しています。しかし、ご本人やご家族のプライバシーに配慮し、一部の設定・描写を変更した上で編集しています。
記事公開日:2015/09/14、 最終更新日:2019/01/04
終の棲家のはずだったのに
これまでずっと東京・多摩エリアに暮らしてこられたNさん。ふたりの子どもを育て、20年ほど夫婦ふたりの生活を続けてきたのですが、80歳を迎えたころに最愛の奥様が要介護状態になってしまったそうです。近所に住む息子たちと協力しながらNさんは奥様のためにとても頑張っておられたのだそうです。約5年間の在宅介護生活を経て、奥様は他界。Nさん自身も気落ちしてしまったのか、そのころから心身両面でめっきり弱ってしまいました。そして3年ほど前からは認知症の症状が見られるようになり、ご家族で相談した結果、調布市内の住宅型有料老人ホームに入居することになりました。
ご長男からウチシルベ東京本部に連絡があったのは、2カ月ほど前のこと。Nさんの認知症症状が進行したことを理由に、現在の入居施設からやんわりと退去を検討するように言われてしまったとのことでした。「父も私たちもここが最期を迎える住まいだと思っていたんですが。入居のときにはいかにも面倒を見てもらえるような口ぶりだったのに」。ご長男の気持ちは本当によくわかりますし、こういったトラブルは残念ながらよく耳にします。しかし、契約云々の話ではなくもう心情的に信頼できないことが転居を決意した理由だそうです。
「ここまでの事情をおうかがいすると、やはり認知症ケアに強い介護施設をご希望ですよね」
「そうですね。あとうまくいえないんですが……。なによりも信頼できる方々に父の面倒を見てほしいんです」
電話の翌日、さっそく見学へ
本来であれば、ヒアリングをしたうえでいくつかの介護施設を面談で提案し、見学を設定させていただくのが私たちの仕事です。ただ、今回は違う展開を迎えました。お話のなかで同じ中央線沿線にある介護付き有料老人ホーム「ヴィラフォーレ荻窪」のことをお話したところ、2時間後に再び電話が鳴ったのです。この間、ご長男は奥様と一緒に施設の公式サイトやさまざまなネット情報を調べたのだそうです。そして「ちょうど明日は夫婦ふたりとも仕事が休みだし、なんとか見学できないか」と要望があったのです。私もさっそく施設へ連絡を入れました。さすがに急な話ですし、恐縮して話を切り出した私に向かって、施設長は「時間さえ言っていただければ大丈夫です。レクリエーションの様子を見たい、食事の内容をチェックしたいなどのリクエストはありませんか?」と逆にお気遣いをいただきました。
そして翌日。急なお願いにも関わらず、スタッフみなさんが私たちを笑顔で迎えてくれました。お話を聞くと、入居時当初は意思の疎通も難しかった方たちが、すっかり落ち着かれてお食事や入浴などをスムーズにされる日が増えてきているとのことでした。また、近所から入居された奥様を、ご主人が毎日訪ねて夕飯を一緒にとられているご夫婦のお話しも聞かせていただき、こちらならお父様を任せられると感じていただくことができました。
ちなみにヴィラフォーレ荻窪では、フランスで考案された認知症ケア「ユマニチュード」の手法を取り入れています。その内容も詳しくわかりやすく説明していただいてご長男夫婦も納得しておられたし、私自身も貴重な学びの機会になりました。「現在の入居施設を早く出たい」という事情があるにしろ、見学はとても有意義なものになり、その日のうちに仮契約まですませることになりました。
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