ケアホームについて
記事公開日:2015/05/14、 最終更新日:2018/07/31
ケアホームとは?
ケアホームというのは精神障害者や知的障害者の方が地域において自立した生活を送るために食事や入浴等の介護や生活に必要な支援を受けるための施設です。
利用するには申請書に必要事項を記入し、市町村の障害福祉担当窓口に提出します。
この申請は本人やご家族が困難であれば施設のスタッフにお願いすることも可能です。
その後、障害程度区分認定調査と呼ばれる調査があります。市町村の調査員が心身の状況に関して調査します。
その結果と主治医による意見書を元に市町村の審査会で審査されます。
そこで障害の程度区分が認定されて、どういったサービスが受けられるのかが決まってきます。
サービスが必要と認定されれば「障害福祉サービス受給者証」が発行されます。
その後、利用する施設と契約を結び、サービスを受けられるようになります。
ケアホームとケアハウスの違い
ケアホームとよく似たものでケアハウスというものがあります。
ケアホームとケアハウスは利用対象者が異なります。
ケアハウスは老人福祉法によって定められた60歳以上で自炊ができない程度に身体機能が低下した高齢者向けの施設です。
家族による援助等が困難なため、このような施設を利用します。
ケアホームとグループホーム
ケアホームは障害者向け、ケアハウスは高齢者向けという区別がありましたが、2014年からはケアホームとグループホームは一元化されました。
グループホームは数人の認知症高齢者が共同住居に住んで職員とともに生活する施設です。
職員に手伝ってもらいながら家事など日常的なことを行っていくことで症状の進行を遅らせ、家庭介護の負担を軽くするという目的があります。
このような施設は2000年の介護保険導入後、急速に増えていきました。
また、施設の一元化の背景としては障害者の高齢化や重度化が進んでいったことがあげられます。
ケアホームだけではなくグループホームでも介護サービスを受けられるようにする需要が高まっていったのです。
また、介護サービスが必要な人と介護サービスが必要でない人を一緒に受け入れる場合、グループホームとケアホーム2つの類型の事業所指定が必要となるため、2つの施設を一元化してサービスの促進を狙ったという背景もあります。
グループホームまたはケアホームの指定を受けている事業者は半数以上が両方の指定を受けていました。ですから、もういっその事一元化してしまおうということになったのです。
グループホームのサービス
一元化後、グループホームには介護が必要な人とそうでない人が混在するようになりました。
また、介護が必要な人の数も一定というわけではありません。
ですから、介護サービスは利用者さん個々人のニーズに応じて柔軟に対応していかなくてはなりません。
サービス提供の形態については
「介護サービス包括型」といってグループホーム自らが介護サービスを提供している場合と
「外部サービス利用型」という手配のみを行うという形態があります。
手配のみを行うというのは外部の介護サービスを行っている事業所等に業務を委託するということです。
外部サービス利用型の場合には入居者個人が契約をして介護サービスを受けることになりますのでなにか問題が合った場合にグループホーム事業所と居宅介護事業所どちらに責任の所在があるのかを求めづらくなるという懸念があります。
責任の所在が曖昧なため、問題発生時に十分な対応をしてもらえない可能性もあるのです。
このような問題を避けるため、グループホーム事業所は居宅介護事業所との間で文書による委託契約を結んでおきます。外部サービス利用型グループホームは利用者とサービス事業者両方と契約を結ぶというわけです。
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