高齢者に適した住まいとは?
記事公開日:2015/05/14、 最終更新日:2018/07/31
ライフステージと住まい
住まいについて考える時、ライフステージから、住まいを考えていく必要があります。
ライフステージをよりきめ細かく見ていくことで住み方や住まいのあり方などが決まってきます。人生のタイミングに合わせた住まい選びが必要というわけです。
今は超高齢化社会と言われています。昔は65歳というと高齢者と呼ばれていましたが今は65歳というとまだまだ働き盛り。人生で最も可処分所得の多い時期と言われています。
それが65歳~75歳になると引退期と呼ばれ、仕事も定年退職し、年金生活に入ります。時間的ゆとりが最も多くなる時期です。
75歳以上になるとぐっと介護が必要な人が増えてきます。
65歳というとまだまだ元気。自分が介護される立場になるなんて考えてもいない人が多いかもしれません。
しかし、元気なうちに次のライフステージに備えておくことは大きなメリットにつながるのです。
引退期が終わるとすぐに老後期が待っています。一人暮らしや高齢者夫婦のみの世帯では介護や医療サービスが必ず必要になります。
子供もいつまでも若くはありません。結婚して遠く離れたところで暮らしている可能性もあります。
老後のための資金として資産運用をしている人も多いかもしれませんが、老後の住まいへの準備のほうが確実にリターンをもたらします。
高齢者住まい法の改正
2011年10月に高齢者住まい法が改正されました。
それに伴い、「サービス付き高齢者向け住宅」の登録制度がスタートしました。
この登録制度は3つの基準から定められているものです。
設備・規模
床面積は原則25㎡以上であること。
そして台所、水洗便所、収納設備、洗面設備、浴室があること。
バリアフリー構造であることが定められています。
サービス
ケアの専門家による安否確認サービス、生活相談サービスが必須条件となっています。
その他、食事や清掃、洗濯等家事援助をサービスとして行っている場合もあります。
契約
書面での契約が定められています。
専用部分が明治され、長期入院等を理由に事業者から一方的に解除できないという契約になっています。
また、敷金や家賃、サービス対価以外の金銭を徴収することはできません。
その他、契約に関しては様々なルールがあります。
理想的な高齢者の住まい
日本でも超高齢化社会を迎えたということもあってサービス付き高齢者向け住宅など高齢者の住まいサービスの拡充が進んでいます。
しかし、日本はデンマークなどの福祉先進国に比べるとまだまだ遅れているとも言われています。
デンマークの高齢者の住まいの現実は理想に限りなく近いものを実現していると言われています。
高齢者でも自己選択、自己決定を尊重して自分らしさを活かした生活を送る権利が守られているそうです。
また、施設で余生を過ごすのではなく、最期まで自宅にすみつづけながらも必要なときにはケアを受けられるという体制も確立されています。
日本では現在特別養護老人ホームでは医療行為が受けられないなどの問題が残されています。
人生の最期を過ごす住まいを考える上ではこういった法整備や地域包括ケアシステムの問題も考えていく必要があります。
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