不感蒸泄と高齢者の身体的機能の変化
記事公開日:2016/03/31、 最終更新日:2018/07/10
不感蒸泄と高齢者の身体的機能の変化
人間の体からは常に水分は蒸発しています。尿や便以外にも、寝ているときや何もしていないときにも、皮膚や呼吸をすることによって水分は失われます。この事を「不感蒸泄」といいます。人は約1日で2.5リットルもの水分を排泄していると言われており、便から約100~200ミリリットル、尿から約600~1400ミリリットル、不感蒸泄で約900ミリリットルとなります。こんなにもたくさんの水分を1日で排泄してしまうため、しっかりと毎日摂取しなければいけません。水分の摂取量としては、食事から約1000ミリリットル、水分として約1500ミリリットル、代謝水から約300ミリリットルが理想と言われています。しかし、高齢になると食が細くなり、加齢に伴い噛んで飲み込む「嚥下」といわれる機能が低下したりなど必要な水分量を摂取することが困難になります。そのため、高齢の方は脱水になりやすいため注意が必要です。その他にも、高齢になることによって起こる身体的変化は以下のようなものになります。
①加齢に伴う筋力低下
高齢になると身体的機能の低下から活動量が低下して筋肉量が減少します。筋肉は体の中で一番水分を多く蓄えておくことの出来る場所であり、筋肉量が減少することにより体の中の水分量が減ってしまいます。
②加齢に伴う腎臓機能の低下
動脈硬化やホルモン環境の変化に伴い、腎臓の機能は低下します。そのため、いらない老廃物を排泄するのにたくさんの尿が必要となってきます。また腎臓は排泄だけでなく、水分や電解質の再吸収も行っていますが、この機能も低下するため、薄い尿がたくさんでるようになり夜でもトイレに行きたくなったりします。水分を取ると、夜にトイレに行きたくなるからという理由から、水分を取ろうとしない方もいるようです。
③加齢に伴う感覚機能の低下
加齢に伴い、痛いや寒いといった感覚の機能は鈍くなってきます。同様に「のどの渇き」も感じにくくなり、水分が必要であっても気づくことが難しくなります。そのため、動いていない、汗をかいていないといった理由から水分を摂取しなくなってしまいます。
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