安心で安全な老人ホームの入浴介助
記事公開日:2016/04/07、 最終更新日:2018/07/10
安心で安全な老人ホームの入浴介助
私達は日々日常の習慣として入浴を行っています。湯船につかりのんびりと過ごす時間は、とても気持ちがよく疲れも取れリラックス効果があります。
しかし、加齢に伴い身体の機能低下がみられ、ご自身では入浴が困難となった高齢の方にとっては、必ずしも喜ばしい時間ではないことも確かです。
高齢者の方が安心で安全な入浴ができるように、生活介護の専門機関である老人ホームが行っている入浴介助のノウハウについて紹介します。
①高齢者の入浴について
高齢者の方の入浴目的として、もともとの入浴効果である体の清潔を保つことや、血行促進、リラックス効果に加え、身体異常の早期発見などがあります。
しかし加齢による身体の状態により行える動作に制限がでてきたり、体力の低下などによって、入浴のリスクが発生することも考慮しなければいけません。
入浴のリスクとしては、転倒や水難事故、脱水や低温やけどなどがあげられます。また、気温の差によるヒートショックについても注意が必要です。
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②老人ホームの取り組み
老人ホームでは現在入居中の方に加え、デイサービスの利用者の方の入浴介助も行いますので、限られた時間のなかでより安心で安全な入浴介助ができるよう、様々な取り組みが行われています。
事故防止に関しては、「ヒヤッとして、ハットした場合」の対応策いわゆる「ヒヤリハット」のためのマニュアルが完備されています。これには病気別や感染症別、予測される事故別などいろいろなケースに合わせて、その場での対応策や予防策が盛り込まれています。
高齢の方は温度変化への対応が難しいため、入浴前に更衣室や浴室の温度を適温にします。
また浴室内の環境を整備することにより、ご本人の動作の負担や介護者の負担を減らすことも考慮されています。例えば、浴槽をリフト付きや開閉式にしたり、浴槽への移動負担を軽減するため、浴室内や浴槽内に専用のいすを設置するなどしています。転倒防止のためのマットなどもあります。
利用者の方の身体異常の早期発見として、声かけを行ったり、洗浄の際皮膚の状態などを確認します。
③在宅でも取り入れられること
自宅で入浴をされる方は、比較的自立した方が多いのですが、やはり十分な注意が必要です。そのなかで最も気を使うことは、転倒や水難などの事故防止です。
一般の浴槽では動作が困難な場合に、比較的簡易な工事で自宅の浴槽を高齢者用の浴槽にリフォームすることもできます。また、適切な入浴補助具を利用することにより事故防止となります。更衣室と浴室を適切な温度にしておくことも取り入れたいことのひとつです。
あわせて、安心で安全な入浴タイムを過ごして頂くために、常に声かけを行うことが大切です。ひとつひとつの動作に前もって声をかけて誘導したり、ちょっとした世間話をすることにより「ひとりではない」安心感が生まれ、入浴に対する抵抗感がやわらぎます。
施設を効率よく探す方法は?
入浴介助が必要な方の老人ホームへの入居はこちらから無料で相談可能です。
訪問介護を利用して入浴介助をしてもらっている人も多いですが、在宅での生活が困難になってしまうと入浴以外でも様々な介護が必要になります。手厚いケアが必要であれば有料老人ホームへの入居を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
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