糖尿病抹消神経障害の方が生活をするうえでの注意点

糖尿病抹消神経障害の方が生活をするうえでの注意点

糖尿病の三大合併症として糖尿病性神経障害・糖尿病性網膜症・糖尿病性腎症があり、糖尿病抹消神経障害はこれら合併症の中の神経障害の一つです。高血糖が長く続くことで血流が悪くなることが原因とされ、感覚が鈍くなったりしびれや痛みが左右対称に現れたりします。神経障害が進行すると神経は働きを失い感覚を失ってしまうことになります。こうなると足先などに傷をおっても自覚症状がないため早期発見および治療ができず、細菌に感染し細胞が破壊され壊疽という事にもなりかねないのです。糖尿病抹消神経障害になられた方はより多くの知識を持ち、日常生活においても色々な注意をしながら生活していかなければなりません。

生活をする上での注意点

食事療法

糖尿病を進行させない事がとても大切でそのためには日々の食事がとても重要となってきます。良好な血糖コントロールをしていくため正しい食習慣を身につけなければなりません。これと言って難しい制限などはないのですが、野菜中心の食事にし、タンパク質、ビタミン(特にビタミンＢ群)、ミネラル類は不足しないようにします。過食を避け規則正しくバランスのいい食事をとることが大切です。体重や活動量を考慮し一日の摂取カロリーを決めていくなど医師や栄養士と相談しながら献立を作るなどの工夫をします。
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運動療法

適度な有酸素運動をすることが大切です。ウォーキングやジョギングなどで軽い運動をすることで体脂肪を増やさない事が目的です。また糖尿病はストレスとの関係もあるとされているので、適度な運動はストレス発散にもなると思われます。適度に運動し、しかりと睡眠をとることもとても大切です。

足先などのチェック

神経障害になると足先などの感覚がとても鈍くなります。目につきにくい足などは毎日傷や火傷などがないかのチェックをします。糖尿病になると傷から化膿しやすく治りにくいことを念頭におき、傷などを見つけた時は早期に治療をします。また爪切りをするときもあまり深爪にならないように注意しながら行ってください。

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