ピック病の特徴とは?
記事公開日:2016/04/20、 最終更新日:2018/07/09
ピック病の特徴とは?
ピック病とは、若年性認知症のひとつとされ前頭側頭葉変性症の中核的な病気で「前頭側頭葉変性症」とも言われます。日本では現在一万人ほどの患者がいると言われていますが、初期段階では躁うつ病や認知症と勘違いされる場合も多く患者数はそれより多いと思われます。認知症という意味ではアルツハイマー病と共通している部分もありますが、アルツハイマー病と大きく違うのは、ピック病は大きく人格が変わる人格破壊の病気というところです。
性格の変化 感情の変化
ピック病の最大の特徴としてあげられるのが、人格が変わる事です。人格破壊とも言われ、初期症状として情緒障害がみられることでアルツハイマー病との区別ができます。
脱抑制、反社会的行動がめだち、本能のままに行動するので万引きなど周囲を巻き込むトラブルを起こすようなことも多々あります。突然はしゃぎだしたり、他人の話を聞かずしゃべり続けたり瞬間的に激怒するなど元々の人格とは全くの別人になったようになるのが特徴です。
集中力の低下と思考力の低下
一つの行動を長く続けることができなくなります。突然何の断りもなくその場から立ち去ろうとしたり、やりかけの作業を放り出して違うことを始めたりします。また、物事を深く考えなくなります。質問されたことに対してよく考えることをせず、「知らない」「わからない」と即答するようになります。また自分に対しても周囲に対しても無関心になり身だしなみにも気を使わず入浴なども嫌がります。この状態が進行することで最終的には無動無言の状態になります。
ピック病の経過
ピック病はアルツハイマー病よりも短く2~15年(平均6年)で、大半の患者が10年以内には死亡しています。ピック病はアルツハイマー病よりも認知度も低く、現在の医学では治療法も確立されていません。アルツハイマー病は投薬により進行を遅らせたりしますが、ピック病にはそのような薬もありません。よって治療よりも介護が中心となる病気です。
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