幻視を伴う病気について
記事公開日:2016/04/28、 最終更新日:2018/07/09
幻視を伴う病気について
幻視とは、見えるはずのないものが、あたかも実在するように見えることです。コートハンガーが人影に見えたりする錯覚や、天使や悪魔が見える妄想とは少し違います。幻視を伴う代表的な病気がいくつかありますが、幻視のタイプが少しずつ違います。
幻視を伴う精神科の病気
幻視のある病気の代表格としては、レビー小体型認知症があります。幻視の多くは虫や小動物や人間ですが、怪物や異界の扉といった現実的でないものがリアルに見える方もいます。大抵の場合、幻視は「恐ろしいもの」であり、周囲にその幻視がまったく理解されないため、不安や恐怖といったストレスが募る原因にもなります。
また、アルコール中毒者や薬物中毒者は、離脱時のせん妄状態でも幻視が現れます。虫や小動物が見えるのが一般的ですが、せん妄状態が激しい時には幽霊や兵士といった不安や恐怖を煽るものが見えたりもします。
幻視を伴う内科の病気
パーキンソン病は神経内科の病気ですが、やはり虫や小動物などの幻視が現れます。薬物治療を行わないと幻視はだんだん大きくなり、子供や大人が見えるようになります。すでに亡くなった両親などの近親者や、知らない人がお気に入りの椅子に座っている、というような訴えがあります。しかし本人はあまり恐怖は感じておらず、困っていることが多いようです。
肝臓が悪く、肝性脳症になると幻覚が現れます。子供がいる、猫が遊んでいるといった幻視なので、幻視自体には問題はありません。しかし、幻視が出現する時は肝臓の数値が悪くなっていることが多いため、ただちに受診する必要があります。
そのほか、高アンモニア血症や低ナトリウム血症になると一時的に幻視が現れます。
幻視の対応
幻視が見えるというのは、病気のひとつのサインでもあります。見えないはずのものが見えると言い出したら、頭から否定せず、どんなものが見えるのか、実際にそれを見て何を感じるのかを確認しましょう。幻視の内容は、受診した際に医師が病気を判断する重要な材料になります。また、幻視があるのは、身体のどこかに異常がある証拠です。変なことを言っていると見過ごさないで、何科に受診するのかわからない場合は、まずはかかりつけ医を受診しましょう。
施設を効率よく探す方法は?
幻視や幻覚がある方の対応も施設のスタッフは心得ています。大切な家族を安心して任せることができますよ。こちらから無料で相談可能です。
幻覚のために徘徊をしたり、奇声を出して近所トラブルになることもあります。大変なことになる前に老人ホーム入居を検討してみてはいかがでしょうか。
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