正しい清拭の行い方
記事公開日:2016/04/28、 最終更新日:2018/07/09
正しい清拭の行い方
寝たきりの要介護者にとって頻繁に入浴することはあまり好ましくなく介助する側にとってもとても大変な作業なため、これに代わり要介護者の身体を拭いてあげ清潔に保つ方法が清拭となります。清拭にはたくさんのメリットがあります。
皮膚や粘膜の汚れを取り、感染症予防ができる
温かいタオルで身体を拭くことは筋肉を温め運動効果が得られ、血行をよくすることができる。
身体を清潔にしてもらうことは要介護者の気分もよくするのでメンタル面での癒し効果を期待できる。
など心身ともにメリットがあります。
清拭をできるだけ丁寧に安全に行うためには色々な注意点があります。
①清拭を始める前の身体のチェックと周囲確認
清拭を始める前に要介護者の体調をチェックします。また排泄の有無と身体に怪我や傷がないかを調べます。関節などを触ったり動かしたりして痛いところがないかを確認することも大切です。
そしてベット周りに危ないものがないかをチェックし要介護者の安全を確保したうえでスムーズに作業が行えるよう整えます。また室温をあたたかくし。急激な体温の変化が起きないよう注意します。
②清拭スムーズに行う手順
寝たきりの要介護者を清拭する場合は体位を何回も変えなければなりませんが、顔→両腕→首→胸→腹→両足→背中→おしり→陰部の順番で行うと体位変換は一回ですみます。
タオルは4~5枚ほど用意し、それぞれ蒸しタオルのように熱くし冷めないように保管します。そのタオルを使い身体の先端のほうから中心に向かって優しく拭いていくと血行がよくなりマッサージ効果も上がります。
寝たきりの要介護者の関節は特に弱いので関節部は手で支えながら拭くようにします。陰部については、陰部洗浄容器などを使い洗浄しながら丁寧に汚れを洗い流します。陰部洗浄する場合は紙おむつを下に敷いておくと水分はすべて吸収してくれるので便利です。
入浴の代わりとなりますので沐浴剤や清拭剤を利用するとより清潔にさっぱりすることができます。
②要介護者の精神的ケアと羞恥心への配慮
要介護者にとって清拭は気持ちの良いものであると同時に恥ずかしいというような気持もあります。このような羞恥心への配慮を忘れず、作業中は体をタオルで隠すことや「大丈夫ですか」と言うような声かけをしながら要介護者の様子を観察することを忘れず精神的にもすがすがしくなっていただくことが大切です。
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