失明に至る糖尿病性網膜症は怖い病気
記事公開日:2016/04/29、 最終更新日:2018/07/05
失明に至る糖尿病性網膜症は怖い病気
糖尿病にはさまざまな合併症があります。なかでも糖尿病性網膜症は、進行すると失明する非常に恐ろしい病気です。
糖尿病性網膜症の初期症状
糖尿病で高血糖の状態が続くと、血管が脆くなり、一部に動脈瘤ができて出血を起こします。目の網膜には多数の血管が走行していますが、この部位の血管に異常が起こるのが糖尿病性網膜症です。
初期の段階では自覚症状はありません。糖尿病を発症してから10年ぐらい経つと、合併症で糖尿病性網膜症になると考えられています。初期は単純糖尿病網膜症と言い、少し進むと前増殖糖尿病網膜症になりますが、やはり自覚症状は無く、目がかすむと思う程度です。
自覚症状が出るのはもう少し後で、視界に黒い靄がかかったようになり、蚊のような小さな黒いものが飛んでいるように見えます。これを飛蚊症と言います。この段階は、増殖糖尿病網膜症といい、網膜や硝子体で出血が起こっています。また網膜と硝子体で癒着が起こり、網膜剥離に至ることがあります。急激に視力が低下し、場合によっては失明することもあります。
治療法
まずは元となっている糖尿病の治療が不可欠です。血糖コントロールを行い、動脈瘤ができないように予防することが重要です。定期的に眼底検査などを行って、網膜症が発症していないか、進行の度合いはどうかを確かめることも大切です。網膜症が進行していたら、レーザー照射による網膜光凝固術というのを行います。そのほか、進行の度合いによっていくつかの手術がありますが、いずれも網膜を元の状態に戻せるものではなく、治癒はできません。
糖尿病の診断を受けたら
健康診断などで目の検査を受けることは必要です。またそれ以外にも、糖尿病と診断されたら、定期的に眼科検診を受けることが必要不可欠です。視力は悪くないからと放っておくと、自覚症状があらわれたときには最終段階に入っているのです。さらなる合併症の予防のためにも、糖尿病の治療をきちんと行いましょう。また生活習慣を見直して、長く健康を維持できるよう努めましょう。
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