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トロミ調整食品の使い方と注意点

記事公開日:2016/04/30、 最終更新日:2018/07/05


トロミ調整食品の使い方と注意点

トロミ調整食品(以下、トロミ剤)は嚥下が難しくなってきた高齢者に使われるものであり、介護施設などでは頻繁に使われているものです。

トロミ剤を使う際にどのような手順で行えば良いのでしょうか、またその使い方の注意点についてご紹介していきます。

 

①トロミ剤を使う際の基準

トロミ剤は食事などの際に水分によってむせたり、誤嚥してしまう方に対して使われるものです。食事中や飲料水を飲んでいるときにむせることが頻繁に起きる場合に使われるのが一般的です。

しかし、むせるからといってすぐにトロミ剤を使うのではなく、姿勢は正しいのか、食事介助の方法は正しいのかをしっかりと見直してから使用することが大切になってきます。

これらを見直して尚且つむせてしまう場合はトロミ剤で対応をすることが大切になってきます。

②トロミ剤は味を損なう

トロミ剤は一般的に味に変化をもたらすと言われています。トロミを付けることによって増幅される味覚としては、苦みがあります。

普段からお茶を飲むことが好きな高齢者がトロミ剤を使ったら、お茶を飲まなくなったとうのは良くあることであり、お茶の苦みを増幅させてしまって飲みにくくなってしまうのです。

野菜などが使われている味噌汁にもその傾向がでますので注意しましょう。

高齢者がトロミに変えて急に食事が進まなくなったということがあれば、食材を変えたり、味付けを変えるなどをして工夫をするようにしましょう。

 
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③入れすぎないことが大切です

良くある間違えとしては、トロミ剤を入れすぎてしまうことです。

誤嚥をしないようにと思い、必要以上のトロミ剤を入れることによって固形に近いものを食してしまっている場合があります。

トロミ剤を使うポイントとしては、目に見えてトロミが付くのは入れすぎということです。

むせる方の嚥下は通常の方よりも若干喉が動くのが遅いからむせるため、目に見えるぐらいのとろみを入れる必要はありません。

トロミ剤のパッケージに適正な量が書かれていますので、必ず確認をした上で入れるようにしましょう。

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