療養介護(療養介護医療)とはなにか
記事公開日:2016/05/02、 最終更新日:2018/06/28
療養介護(療養介護医療)とはなにか
療養介護は、障害者総合支援法に基づくサービスのひとつです。医療機関に入院中の障害者の中で、機能訓練や日常生活上に医療以外の支援の必要な方に対して、医療と同時に介護や福祉サービスを行うものです。
療養介護の対象者
長期的な入院による医療が必要で、同時に介護も必要な方の中で、筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの疾患で気管切開を行っており、人工呼吸器を使用し、障害支援区分6の方と、筋ジストロフィーか重症心身障害者の中で障害支援区分5以上の方が対象です。
筋委縮性側索硬化症や筋ジストロフィーは進行する致死性の病気で、身体中の筋肉が動かなくなるため生命維持に高度な医療が必要になります。これらの病気が重度の方は、医療機関以外の受け入れ先が非常に少ないため、入院生活が主になります。しかし手術などの侵襲的医療は必要ないため、入院中はおもに介護など生活支援がメインになります。
療養介護の内容
上記の病気が進行すると、歩くことはおろか日常のすべての動作に介護が必要になります。そこで、食事・入浴・着替え・排泄などの日常生活動作の介助や、筋肉の衰えの進行を遅らせるための機能訓練、その他の看護、日常生活上の相談などの支援を介護サービスとして受けられます。また、呼吸器管理、胃ろうやバルーンカテーテルの管理は、療養介護医療費として支給されます。
療養介護制度の意味合いとは
もともと障害者総合支援法は、障害者自立支援法という名称でした。これは障害者が在宅で生活する上での支援を定義している法律です。しかし、在宅での生活が非常に困難な病気の方に対して、例外的に、医療機関に入院しながら自立支援サービスを行うのが目的です。従って、在宅では使えません。対象者は、医療依存度としては急性期病棟並の高度医療が必要ですが、病状は急性期患者より安定しているため、医療行為よりは生活が主体になります。しかし療養病棟や介護施設に移るには、高度医療すぎて受け入れが困難です。このように、現行の制度では最適の居場所がないため、高度医療機関で介護を実施する特別な例となっています。
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