嚥下障害とはどのようなものか
記事公開日:2015/06/25、 最終更新日:2018/07/25
嚥下とは?
食べ物を見てから口の中で噛み砕き、飲み込む(嚥下)という一連の流れのことを摂食といいます。
この摂食や嚥下が上手にできない状態のことを摂食障害、嚥下障害と呼びます。
摂食障害や嚥下障害は子どもから大人まですべての人に起こりえます。
症状は人によってまちまちです。
食べるとむせてしまったり、形があるものを噛むことができない、飲み込むことができない、食べるのに時間がかかるといったことがあります。
また、食べた後に疲れたり、痰が出る、声が変わるといった症状が現れる人もいます。
食べきることができず食べ物が口からこぼれてしまったり、飲み込んでも口の中に残っていたり、食べ物がつかえるなどの症状が現れて嚥下障害が発覚します。
嚥下障害の弊害としては、きちんと食事がとれないため、体重が減ってしまったり、低栄養や脱水といった状態になってしまう、飲み込んだものが気管に入って誤嚥したり、飲み込んだもので窒息するなどといったことがあります。
高齢者の嚥下障害
高齢になってくると食べたり飲み込むのに必要な筋肉が衰えてきます。食べ物を口の中で飲み込みやすい状態にすることができません。また、舌で口から喉に食べ物を送り込めないといったことも度々起こります。
加齢により、喉仏の位置は下にさがります。飲み込むためには喉仏を上に持ち上げないといけませんが、その筋力も弱まっているため、飲み込むときに適切に喉仏を持ち上げることができず、食べ物が気管に入りやすくなってしまいます。また、食べ物だけでなく、唾液や胃液も適切に飲み込むことができず、気管に入ってしまうことがあります。これを誤嚥といいます。
誤嚥性肺炎
唾液や食物には細菌が含まれています。この細菌が気管に入るとそこから肺に入り込み、肺炎になることもあります。このことを誤嚥性肺炎といいます。
起きているときであれば誤嚥してもむせて気が付きます。
しかし、眠っている間は唾液を少しずつ誤嚥してしまいます。高齢者なら特にその危険性が高まります。
誤嚥性肺炎は高齢者によく発症する病気で、抵抗力のないお年寄りだとなおさら危険です。菌が薬に対して抵抗力を持ってしまうこともあり、こうなるとなかなか治癒しづらくなります。
出来る限り病気にならないよう予防を心がけることが重要です。
治療には抗生物質を使いますが、ステロイド剤を使用する場合もあります。うまく呼吸ができず、酸素欠乏状態になった場合には人工呼吸器を装着することもあります。
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