地域で受けられる生活の支援サービスがあります

地域で受けられる生活の支援サービスがあります

少子高齢社会の日本では、一人暮らしの高齢者も増えています。

各自治体のサービスで「日常の小さな不便なこと」の支援を行う軽度生活援助事業があります。若い時や若い人がいれば、簡単に済ますことができる内容でも心身の機能が低下した高齢者にとっては困難なこともあります。高齢者が自立した生活を継続しつづけるため日常生活の援助を行うことで、要介護状態への進行を防ぐことができます。また、サービスの担い手として住民組織などの参加を促すことで福祉の整った地域社会がつくられることも目的としています。

①利用対象者

サービスを受ける自治体に住んでいる65歳以上の一人暮らし世帯、または高齢者のみの世帯であり、日常生活の援助が必要と認められる方

②具体的なサービス内容

サービスの利用上限は月に4～12時間程度です。1回の訪問につき1時間程度でできる作業が対象となります。

ちなみに、サービスを実施する日程は平日月～金曜日の9時から17時の時間帯と設定している自治体がほとんどです。また、介護保険で利用が可能なサービスは除外されます。

具体的には、衣類の洗濯、寝具等大物の洗濯・日干し、食材の買い物、清掃や重い物の運搬、電球の交換、障子の張替え、庭・生け垣の手入れ、外出時の付き添い、ゴミ出しなどの直接生活に関わる支援があります。

そのほかにも、朗読、代筆、草刈り、台風などの自然災害の対策、雪かき、暖房器の給油などお住まいの地域に特化したサービス内容もあります。

どのようなサービスが受けられるのかは自治体に確認をしましょう。

③サービスの価格

サービスの価格は100～1000円が相場ですが、生活保護世帯に属する場合は免除される場合もあります。自治体により価格やサービス内容によって価格が異なることもありますので、申し込むときによく確認しましょう。

軽度生活援助支援事業のサービスは、ボランティアやシルバー人材センターに登録されている方たちが行います。そのため、通常の家事代行サービスや家政婦を雇う金額よりも割安でサービスをうけることができます。
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