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有料老人ホームにおける喫煙の可否と傾向

記事公開日:2015/06/29、 最終更新日:2018/07/25


有料老人ホームにおける喫煙の可否と傾向

有料老人ホームにも種類があります

有料老人ホームという言葉を最近よく見聞きしますが、有料老人ホームにも種類があります。介護が必要でないシニアの方を対象にしているのが「健康型有料老人ホーム」です。読んで字の如く健康な方を対象にしているので、将来介護が必要になった場合退去の必要があります。

介護が必要になっても退去せずにすむ有料老人ホームは「住宅型有料老人ホーム」と「介護付有料老人ホーム」です。

どちらも介護が必要でも入居出来るのは同じですが「住宅型」と「介護付」には大きな違いがあります。

「住宅型」は施設の職員から介護を受けるのではなく、原則として外の居宅介護支援事業者と契約し、介護サービスは外部の居宅介護支援事業者から受けるというものです。これが何を意味するかと言いますと、老人ホームの事業者が各都道府県から「特定施設入居者生活介護」の指定を受ける必要が無く、介護保険の自己負担分が定額になりません。入居するシニアの方の状態によっては介護サービスを多用する必要があり、その場合は、介護に掛かるお金が高額になってしまう事があります。

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対して「介護付」は施設に常駐している職員から介護を受けます。老人ホームの事業者が各都道府県から「特定施設入居者生活介護」の指定を受けなければなりません。この指定を受けるためには、職員の配置数や必要最低限の専有スペース等の施設の運営上の様々な事が定められており、全て満たされていなければなりません。この指定を受ける事により入居者の介護保険の自己負担分が定額になり、あまりにも介護に掛かるお金が高額になるという事態は避けられます。この傾向は要介護度が高い方ほどより顕著になっています。

 

 

有料老人ホームでタバコは吸える?

 

近年、健康意識が高まっており「受動喫煙防止法」が制定されるなどして、公共施設においては分煙・禁煙化されています。有料老人ホームも御多分にもれず、禁煙・分煙化しているところがほとんどです。

職員はもちろん入居者も、敷地内は一切喫煙禁止としているところもあれば、敷地の隅の方や屋上等に灰皿を設置し、その場所のみ喫煙可能としているところや、喫煙スペースがあっても医師の診断を受け喫煙を許可された場合のみ認めている場合など、事業者によって対応はさまざまです。もちろん普段からタバコを吸わない方にとっては、完全禁煙の方が好ましいでしょうし、逆に喫煙がストレス解消の面で大きな役割を果たしている方の場合は吸える方が好ましいかもしれません。どちらが正しい、良いと単純に言えるものではありませんが、入居後どうしても喫煙したい場合は事前に問い合わせた方が良いでしょう。

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