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老年性症候群と廃用症候群の関係性

記事公開日:2016/05/20、 最終更新日:2018/06/30


老年性症候群と廃用症候群の関係性

老年性症候群と廃用症候群の関係性

老年症候群とは加齢に伴う心身機能の衰えによって現れる身体的、精神的諸症状、疾患の総称です。老年性症候群が原因で廃用症候群になることがあると言われている事からどのような関係性があるのかを考えてみました。

 

廃用症候群とは

長期間の入院や骨折による絶対安静などで一定期間身体を使わなくなると、関節が固まってしまったり、筋肉が低下したりします。その為に以前まで行えていた事ができなくなり寝たきりといった状態になる事を廃用症候群と言います

特に高齢の方に多く見られます。高齢者は、体力の低下が早く一度寝たきりになるともとの生活に戻るまでに時間がかかる上に、寝たきりになった事で他の疾病を患う事もありますので、高齢者の廃用症候群には十分注意が必要となってきます。

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廃用症候群による影響

廃用症候群による影響として身体の動き、食事、褥瘡などがあります。身体能力が低下する事で寝たきりとなってしまい、精神的にも弱ってしまうのが人間です。自分の思うように身体が動かなくなるという事は楽しみを奪う事でもあります。

外出する楽しみや食べる楽しみがなくなると活気がなくなり食欲不振、栄養不足へと繋がっていきます。寝たきりになる事や栄養不足が原因で褥瘡ができやすくもなります。こういった連鎖が廃用症候群にはあります。

 

廃用症候群の予防

病気による入院や骨折による絶対安静時に起こる事が多い廃用症候群。その予防法はまず動かす事。入院中であっても出来る限り動かす事を心がけて下さい。腕、足、指先などだけでも構いませんので、動かせるところから行いましょう。

また、骨折後は早期リハビリが重要です。骨折後は廃用症候群もあり痛みが生じリハビリも苦痛であると思いますが早期リハビリがもとの生活への一歩であると考えて行うようにしましょう。入院中だけでなく最近は自宅にこもりっきりになられている高齢者の方にも廃用症候群は見られますので、日頃の生活でも動かす事を忘れずに生活を送って下さい。

 

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