運動失調症の方を介護するためのポイント、注意点
記事公開日:2016/05/23、 最終更新日:2018/06/30
運動失調症の方を介護するためのポイント、注意点
運動失調症は脊髄に障害があったり、小脳に障害があることが原因で運動障害が起きることを指します。
高齢者にも多い運動失調症の方を介護するためには、どのような点に注意して介護をしていけば良いのでしょうか?また、スムーズに行うポイントとはどのようなものがあるのでしょうか?
①関節の固定が難しい
運動失調症の方は、関節を一定の位置に固定することが苦手になってしまいます。そのため関節を固定するような動作が苦手です。
例えば歩行に関して、歩行は膝関節や足首の関節を固定する動作が含まれていますので、足に力が入らないので膝が抜ける、歩行を止めることができないなどといった歩き方になりやすい傾向にあります。
そのため、急に転倒をしたり、物にぶつかったりすることがありますので、歩行器を使う、杖を使うなどの福祉用具を活用しましょう。
また、介護士としてはいつでも手が出せる距離で寄り添うなどの介護を行うと事故を予防することができます。
②座位を取りにくくなる
運動失調になりますと平衡感覚が弱くなってしまいます。自分の意思とは違って体が傾いたり、目に見える風景が歪んでしまうことがあります。そのため、座っている状態(座位状態)を保つことが難しくなってしまいます。
常に傾いて座っている、椅子からずり落ちてしまうなどといったことが起きます。
座位を保てなくなりますと、食事をとりにくくなったり、椅子に座って過ごすことが難しくなったりすることがあります。
ポイントとしては、クッションなどで体を支える、椅子や机の高さを調整するなどをして対応するようにしましょう。
③筋力が低下しやすい
運動失調症の方は、次第に自分から動くことも少なくなりますし、転倒などの危険性が高くなってしまいますので、徐々に筋力が低下しやすくなる傾向にあります。
筋力が低下してしまいますと、その分運動に対するリスクが高くなってしまって介護も難しくなりますのでリハビリをするなど注意していきましょう。
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