高齢者の喪失体験には寄り添う
記事公開日:2016/05/31、 最終更新日:2018/06/30
高齢者の喪失体験には寄り添う
喪失体験とは何かを失う体験で、高齢者では自分の妻や夫が亡くなる、子供が亡くなるといったことから、今までは出来ていたことができなくなる、歩けなくなる、覚えられなくなるという喪失体験があります。
生きていると様々な喪失体験があり、私たちはその都度乗り越えていきますが、高齢者の場合はそのまま喪失を抱えた状態で最期を迎えることがあります。
喪失体験を経験した高齢者にはどのように接していくのが良いのでしょうか。
①高齢者の変化に気づく
喪失体験は周りから目に見えて起こるものと、高齢者が心で感じるものがあります。目で見えてわかるもの(死別)などであれば、周りも気が付きやすいのですが、特に周りから見ても変化はないが高齢者本人は喪失体験を経験していることがあります。
周りからみても分かりにくい喪失体験とは、身体機能の喪失です。今まではスムーズに歩けていたのに歩けなくなった、杖を使用しないと歩けなくなったというタイプの喪失に関しては周りは気づきにくいです。
最近元気がなくなったなどの場合は、高齢者が喪失体験を感じている可能性が高いですので、身体的な変化がないのか気を付けてみてみましょう。
②励まさない、否定をしない
若い世代の場合は励ましたり、思いを否定したりすることによって喪失体験を乗り越えることもあるかと思いますが、高齢者の世代はそういうわけにはいきません。
励ます、否定をすることによって、プレッシャーになり「本当に自分はダメだ」「何もいいことがない」と閉じこもりがちになることがあります。
では、どのようにして対応していけば良いのでしょうか。
③寄り添うケアが大切
高齢者と関わっていく中で思いをくみ取る、その思いに共感して寄り添うケアが喪失体験の方には必要です。
「その気持ちは分ります」「大変でしたね」といった理解のある声掛けに高齢者は非常に安心して、穏やかに生活を送ることができます。
共感、寄り添いは対人援助技術でも使われる技法ですが、喪失体験をした方により効果的な声掛けであるといえます。
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