多系統萎縮症の方を介護する際の注意点
記事公開日:2016/06/01、 最終更新日:2018/06/30
多系統萎縮症の方を介護する際の注意点
多系統萎縮症は脳の病気であり、症状としては運動機能障害です。50代以降になりやすい病気とされており、高齢者でもこの病気にかかっている人は非常に多いです。
また、多系統萎縮症は介護保険の特定疾患に当てはまりますので、介護施設では50代、60代の多系統萎縮症の方が入所されていることもあります。
多系統萎縮症の方を介護するにはどのように対応していけば良いのでしょうか。
・歩行障害の場合
多系統萎縮症で最も早くに現れる症状としては、歩行障害が挙げられますが、歩行障害に対してはその進行具合に合わせて対応をしなければなりません。
まず、軽度の方、歩行が若干不安定な方に対しては杖が必要になります。
通常の杖は歩行障害が最も軽い人にお勧めであり、中度になると4点杖などの安定しているものを中心に行う必要があります。また、4点杖は扱いに慣れが必要ですので、最初のうちは慣れるまで見守りを行いましょう。
重度の方、歩行が困難になってきている方に対しては、車いすが必要ですが、それぐらい進行している場合は自分で車いすを移動させることは困難になってきていますので、電動車いすなどがお勧めです。
電動車いすであれば手が少し動くだけでも十分操作ができますので、最初は電動車いすのレンタルを行いましょう。
・入浴には注意
多系統萎縮症の方で注意しておきたいこととしては、入浴です。入浴時の事故が非常に多いですので、十分気を付けておくことが大切になります。
良くあるのが転倒事故です。入浴の際に床が水で濡れてしまって滑りやすくなっていますので、滑り止めシートなどを活用して対応すると良いです。
また、手すりなども効果的ですので、お風呂に入るときに必要な手すり、お風呂から出る際に必要な手すりなどを配置しておきましょう。
また、お風呂に入る際に安全性を確保するために、入浴ボードというものを使うとお尻を滑らすだけではいることができますので、配置することをお勧めします。
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