認知症ライフパートナーという資格があります
記事公開日:2015/07/01、 最終更新日:2018/07/25
認知症ライフパートナーとは
認知症ライフパートナーとは2009年からスタートした一般社団法人日本認知症コミュニケーション協議会が認定している民間資格です。
認知症ライフパートナーは認知症の基本的な知識とケア技術を身につけているかどうかを認定する資格です。認知症の人の生活支援をより適切に行える人が増えることを目的としてつくられました。
認知症の方のケアというのはとてもむずかしいものです。言葉によるコミュニケーションだけでは説得するのが難しいこともあります。
レクリエーションに関する知識やアクティビティの実行の支援、経腸技術や回想法などのケア技術を学ぶことがケアを行う人にとって重要です。
認知症ライフパートナーの役割
認知症ライフパートナーは認知症の患者に対してこれまでの生活体験や生き方、価値観を尊重しつつ、その人らしく行きてもらうために寄り添ってサポートする人です。
認知症の基礎知識を持っていることと、アクティビティプログラムを用いて継続的にサポートしていくことで脳を活性化し、身体の機能や生活の質を高めることを認知症ライフパートナーは目標とします。
基礎検定
認知症ライフパートナー検定試験には基礎検定と応用検定があります。
基礎検定では認知症の病気の症状や特徴、対応の仕方などの基本的な知識やコミュニケーションの方法を学びます。
受験者は10代から70代までと幅広く、一般の方や介護職の方、認知症の家族をお持ちの方など様々です。
介護や福祉、認知症の専門知識がない人でも気軽に受けられる試験です。
応用検定
応用検定では認知症の専門知識とアクティビティケアについてのより専門的な内容の理解が試されます。
回想法や音楽、絵画、運動、アロマセラピーなどのアクティビティの活用法や効果、計画、運営などについて学びます。介護や医療現場の実務者にとってはより認知症の方に則したケアプランを作成することができる検定内容といえるでしょう。
試験の概要
試験は毎年7月と12月の年二回開催されます。全国各地に試験会場があるので一番近い会場で受けることができます。
基礎検定の受験料は4,500円。応用検定なら7,000円です。
マークシート方式で100点満点中70点以上で合格となります。
基礎検定の合格率は70~80%程度。事前に勉強していればまず合格できる比較的簡単な試験といえるでしょう。
応用検定の合格率は40%程度です。知識が試される難易度の高い試験です。
試験に備えるには市販のテキストを使うのもいいですが、日本認知症コミュニケーション協議会が開講している通信講座を受講するのもおすすめです。特に応用検定を受ける人は通信講座を受講して試験に臨むことをおすすめします。
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