認知症サポート医は地域の高齢者にとって心強い存在
記事公開日:2016/06/03、 最終更新日:2018/06/30
目次
認知症サポート医は地域の高齢者にとって心強い存在
認知症サポート医は認知症地域医療支援事業を行う上で非常に重要な役割を担います。認知症サポート医の役割はどのようなものがあるのでしょうか。
①認知症サポート医を育てる
認知症サポート医の役割としては大きく3つの役割があります。
一つ目は都道府県などを1単位とした、かかりつけ医師を対象とした研修の立案や、実施です。これは非常に重要な役割であり、医師に対して認知症の研修を実施することによって、認知症を的確に診察、治療ができる医師を育て上げる役割があります。
医師といっても認知症を専門にしている方はまだまだ少なく、専門的に見れる人は地域にいないところもあります。認知症地域医療支援事業では認知症の知識を持った医師が中心となって進めていきますので、認知症サポート医を育てるのは非常に重要なことになります。
②認知症の診断に対するサポート助言
かかりつけ医師に対して連携をとりつつ、認知症診断に対するサポート、助言を行う役割があります。また、これらの連携がうまくとれるように、連携体制を構築することも非常に重要な役割になります。認知症地域医療支援事業では認知症サポート医同士の連携も非常に大切になってきますし、認知症サポート医以外の医師に対しても適切な診断ができるように連携をとることも必要です。
③医師会と地域包括支援センターを繋ぐ
医師会は医師が集まっているところであり医療を生業としていますが、地域包括支援センターは地域の高齢者を見守る、サポートする役割があり、介護や生活を支援していくことを生業としています。
認知症地域医療支援事業では、医師会と地域包括支援センターの連携が非常に大切なものになりますので、認知症サポート医がその2つの機関をつなぎ合わせる役割があります。
この2つがうまく連携をとることが地域の認知症の方をサポートするために非常に重要なものなります。
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