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福祉車両を購入する際のポイント

記事公開日:2016/06/04、 最終更新日:2019/02/21


福祉車両を購入する際のポイント

福祉車両とは

福祉車両とは、身体障害者や高齢者を乗せやすいように工夫されている車です。四肢欠損や視覚障害者用に運転席を改造したものを福祉改造車両と言い、助手席や後部座席に身体障害者や高齢者を乗せやすく改造したものを福祉車両と言います。

福祉車両には、簡単な補助具のついたものから、大掛かりなリフト装置が取り付けられたものなど、多種多様に市販されています。

 

福祉車両の種類

福祉車両は、おもに助手席を改造したものと、後部座席を改造したものに分けられます。

助手席を改造したものは、だいたいは4ドアのセダン型が多く、助手席が回転して社外にスライドする構造を持っており、車椅子からの乗降が楽に行えるようになっています。動かす方法としては、手動のものと電動のものがあります。社外へスライドした助手席が、さらに上下にリフトアップするタイプのものもあります。

後部座席を改造したものは、通常の4ドア型で後部座席が回転してスライドするタイプと、ミニバンやワンボックス車のハッチバックにリフトが装着されていて、車椅子をハッチバックから乗り込ませてそのまま固定するタイプがあります。後者は、普通の車椅子だけでなくリクライニング式の車椅子やストレッチャーが乗せられるものが多く、自家用車だけでなく介護タクシーなどでも多用されています。

 

福祉車両の用途

福祉車両の種類が豊富な理由のひとつに、その用途に多様性があることが挙げられます。たとえば歩行器や杖歩行ができる方に必要な機能と、ほぼ寝たきりで移動は車椅子という方では、必要な機能も装置も違ってきます。

おおまかに分けて、助手席が改造してあるタイプは、歩行可能な方に使い勝手が良く、後部のハッチバックから乗車するタイプは重度歩行障害の方に向いていると言えます。

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福祉車両の選び方

福祉車両は、トヨタやスズキ、ダイハツなどの国産メーカーが多種の車種を生産しています。大きさや機能に応じて価格もかなり異なりますので、まずは比較検討されるとよいでしょう。とはいえ、一般の営業所には他社の車は置いてありませんので、年1回10月に開催される国際福祉機器展などを見に行かれるとよいでしょう。

それぞれのメーカーが複数の車種を用意していますので、実際に試乗して使いやすいものを絞り込んで置くとよいでしょう。福祉車両は、購入の際に非課税になります。自治体によっては、自動車税などが減免されるケースもありますので、購入する際は地元の販売店でじっくりと検討されるとよいでしょう。

 

福祉車両を購入する際のポイント

家族に介護者が出た場合は、車いすなどの影響で今の車が使いにくい、福祉車両を買おうか検討する場合があるかと思います。

そういった際にはどのようなポイントがあるのか、受けられる補助金などはどのようなものがあるのでしょうか?

 

・自分の車を福祉車両にできるのか確認をする

現在では介護者の負担を減らすように様々な技術があります。その中でも標準車を車いす仕様車に変更できるというものがあります。これは、できる車は限られていますが、一から新しい車を買うことを考えると非常に安く済みますので、一度確認してみることをお勧めします。

車の形としてはワンボックスがお勧めであり、セダンやワゴンなどの背が低い車の場合はできないことがほとんどです。

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・補助金を知っておきましょう

車いす仕様車は通常の車に比べても金額が福祉機能が付いている分高くなりがちです。しかし、補助金を上手く使うことによってお得に購入することができます。

まず、福祉車両には基本的に消費税はかかってきません。現在は消費税が上がってきつつありますので、購入するにあたって非常にありがたいものだといえます。

また、エコカー減税が適用されることも覚えておきましょう。人によってはどちらか一方しか選択できないと考えている人もいますが、両方受けることができます。

その他は市町村などによって様々な減額制度、税金の免除などがありますので、確認しておきましょう。

 

・自宅の環境を配慮して購入しましょう

車はしっかりとした福祉車両を購入したが、自宅で使い勝手が非常に悪いということがまれにあります。車いすを乗せる車の場合は、後ろのスペースがたくさん必要になりますので、それが設けられない場合は違う方法を考える方が良いです。

また、福祉車両は乗降人数が少なくなりますので、大家族で同じ福祉車両を使う場合は乗れる人数をきちんと確認してから購入するようにしましょう。

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