高齢者が冬を元気に乗り切るには?
記事公開日:2017/11/13、 最終更新日:2018/06/30
寒くて乾燥している冬は要注意
寒くて乾燥している冬は高齢者が体調を崩しやすい季節です。病気だけでなく寒さが原因の事故も増加します。高齢者が冬に気をつけるべきことと、その予防法について説明します。
冬は感染症が流行しやすい
冬場のニュースで必ず話題になるのが感染症です。特に「インフルエンザ」や「ノロウィルス」は毎年のように流行して問題となります。これらのウィルスは感染力が強く予防する為には正しい知識を持つことが必要です。
インフルエンザの感染経路は飛沫(ひまつ)感染と接触感染です。ウィルスをもった人の咳やくしゃみ、ウィルスがついたドアノブや手すりなどから感染します。外出後にはうがいと手洗いを徹底し、ウィルスが体内に入らないようにすることが大切です。インフルエンザウィルスは乾燥すると空気中を舞って感染しやすくなります。室内では加湿器などを使用し、適度な湿度を保つようにしましょう。
ノロウィルスは下痢や嘔吐といった消化器系の異常が主症状の感染症で、人や食品を介して感染します。カキやアサリなどの貝類は加熱して食べるようにし、トイレの後は手洗いを徹底するようにしましょう。
冬場は入浴事故や転倒事故に注意
冬場は路面がすべりやすかったり、身体が動きにくいなどの理由から転等事故が増加します。高齢者の転倒は骨折につながることが多く、そのことが原因で寝たきりになってしまう場合もあります。寒い日や悪天候の日は無理をせず、外出を控えることも大切です。
冬場は屋外だけでなく、屋内での事故も増加します。特に多いのは入浴時の事故です。冬場は暖房をしている場所としていない場所との寒暖の差が大きく、急な温度変化が心臓に大きな負担をかけます。また、寒いときは身体が動きにくくつまずいたり、足を滑らせることで転倒してしまうケースもあります。脱衣場や浴室に暖房器具を設置し、場所による温度差を少なくすることが予防につながります。
年末年始の飲みすぎやお餅に注意
年末年始は家族が集まり、お酒を飲んだりお餅を食べる機会が多くなります。お酒の飲みすぎはバランス能力の低下をまねき転倒の原因になります。また、酩酊状態での入浴は身体に負担がかかるだけでなく、溺死につながるケースもあるので控えるようにしましょう。
お正月にお餅を食べることを楽しみにしている人は多いと思います。お餅はのどにつまりやすいため、小さく切ってよく噛んで食べるようにしましょう。噛むことに不安がある場合はあらかじめお餅を小さく切ってから口に入れるようにすると安心です。
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