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介護と看護の両方が受けられるナーシングホーム

記事公開日:2018/10/05、 最終更新日:2018/12/21


介護と看護の両方が受けられるナーシングホーム

ナーシングホームは障害者にとって重要な住処

ナーシングホームという形態の施設を知っていますか?
一般的に老人ホームなどは高齢者を対象としていますので、障害者が入居する場所が限られてしまっている現状が日本にはあります。
そんな中で、ナーシングホームは看護と介護の両方を提供する場所であり、障害者も入居することができます。

ナーシングホームにはどのような特徴があるのか見ていきましょう。
全国のナーシングホーム一覧
 

高齢者だけではなく障害者も対応

ナーシングホームは、高齢者だけではなく身体障害者も対応しているマンションとなり、障害を抱えている人であれば入居できます。入居するには、一定の条件があり主として要介護2以上となります。

また、介護保険利用者と医療保険利用者の双方が入居可能となっており、高齢者専用と言うわけではありません。さらに、看護師と介護士が常駐しているため、常に専門的なケアを受けることができる場所となります。

個室でプライバシーが保護

ナーシングホームは、基本的な考えとして「家」となるため、それぞれが個室となっています。そのため、それぞれの生活空間があり、プライバシーを保護された生活を送ることができます。

また、ナーシングホームの場所にもよりますが、医療保険・介護保険等の保険を使用しての入居となるため、生活保護受給者も入居可能となります。さらに、高齢者住宅に障害もしくは介護が必要であるため入居できない場合でも、ナーシングホームで介護を受けながら入居が可能となります。

欧米諸国でよく見られる

ナーシングホームは欧米諸国では一般的な形の施設で、医療と福祉(介護)の両方を提供することを目的としています。
医療と介護は密接に関わっていますから、両方の機能があることは入居者にとっての安心感につながるのです。
ナーシングホームが発展しているアメリカでは、要介護度などが軽度の方を対象とする「援助型ホーム」と、医療サポートを多く必要とする方が対象の「看護型ホーム」があります。

日本でのナーシングホーム

日本では欧米ほどナーシングホームの概念が普及していませんが、介護と看護の両方が提供される場で、障害者も入居できる施設として機能しています。

基本的には介護士と看護師が常駐して日常生活のサポートと医療面のケアを担当します。そのため、高齢者対応賃貸住宅などに比べて一人ひとりに合わせた細やかなケアを提供できるのも特徴です。

日本では、特別養護老人ホームもナーシングホームの一種と考えることもできますね。

他の施設との違い

ナーシングホームと他の形態の施設との違いは、看護サービスと介護サービスの両方が提供されること、そして高齢者のみではなく障害者も入居できる点にあります。

日本全国に既に多くあるサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームなどの施設形態では、対象とならなかった人が安心して暮らせる場所としてこれから広まっていくかもしれませんね。

また、ナーシングホームによっても差はありますが、生活保護受給者の入居を可能としている施設も多いです。

グループホームとの違い

グループホームは、認知症を発症している高齢者が入居する場所であり、認知症の診断がなければ入居困難となります。しかし、ナーシングホームは認知症とは関係がないため、認知症でない方も入居することができます

身体に障害があるまたは、介護が必要な状態であり、要介護2以上であれば誰でも入居できると考えることが妥当です。そのため、入居基準は低く、低価格での入居が可能となります。さらに、介護士が24時間常駐しているため、一人暮らしをしている場合などは、安心して生活を送ることができます。

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