登山中の遭難者の過半数が60歳以上らしい
記事公開日:2018/12/11、 最終更新日:2018/10/03
最近の登山ブームにより、夏の富士山は渋滞が起きるほどの人気。一昔前までは人が少なかった関東近郊の山でも多くの登山者を見かけるようになりました。
そんな登山人気の高まりに伴って、遭難者も増えています。警察庁の発表によれば2017年の遭難数は過去最多です。その中でも多いのが高齢者の遭難。遭難者に占める高齢者の割合は実に過半数なのです。
どのような原因で遭難が起きてしまうのか。また、遭難を防ぐためにはどのような点に注意したら良いかを考えてみましょう。
登山ブームを背景に……
登山は中高年の定年後の趣味として根強い人気を誇っています。また、最近では中高年だけではなく「山ガール」が登場するなど若い世代にもすそ野が広がっていますね。
その中で、技術的に未熟な人や登山計画をしっかり練ることができない人が多く登山をしていることも遭難者が増加している1つの原因でしょう。
圧倒的に多い高齢者の遭難
遭難者の中でも高い割合を占めるのが高齢者です。遭難者に占める60歳以上の割合は過半数、死者・行方不明者に限るとおよそ3分の2を占めるのです。
他の趣味に比べて登山人口全体に占める高齢者の割合が大きいことも関係しているとはいえ、この数は圧倒的ですね。
どのような要因があるのでしょうか。
体力の衰えなども原因に
やはり、まず浮かんでくるのは体力の衰えです。登山は、移動自体は徒歩でゆっくりですが、相当な体力を消費する趣味ですので、知らず知らずの内に筋肉などが疲労し足に力が入らなくなることもあるでしょう。
そのような状態で危険な場所に差し掛かった場合に、若者ならばバランスを取ることができても高齢者は踏ん張りがきかなくなってしまう可能性があることは容易に想像できますね。
無理のない登山計画がカギ
登山中の遭難は死に直結する危険な出来事です。遭難を防ぐためには登山届などを提出するほか、登山計画を事前にしっかりと立てておくことも大切ですよ。
力量に合っていない山ではないか、1日の移動距離が長すぎないか、食料は足りているかなど、様々な視点から計画を考えて、決して無理のない登山にしましょう。
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