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長谷川式認知症スケールの特徴

記事公開日:2015/07/02、 最終更新日:2018/07/25


長谷川式認知症スケールの特徴

長谷川式とは

身近に認知症の患者さんがいる方なら、「長谷川式」「長谷川式スケール」といった言葉を一度は目にしたり聞いたことがあるかと思います。

長谷川式スケールとは何なのかといいますと、要は認知症のチェック方法です。

1974年に聖マリアンナ医科大学名誉教授の長谷川和夫が考案しました。正式には「長谷川式簡易知能評価スケール」といいます。

 

このテストを使うことで記憶力を中心とした認知機能障害の有無を大まかにではありますがチェックすることができます。医療の現場でもよく使われるチェック方法です。インターネットで調べると長谷川式の簡易チェックシートが見つかりますのでプリントアウトして家族や身の回りの方のチェックに使われるのがいいかと思います。

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テストの概要

チェック項目は記憶や計算に関する簡単な質問です。全30点満点で20点以下の場合に認知症の疑いがあります。

ただし、もちろん点数が悪かったからといって必ずしも認知症とも言い切れないのでまずは医師の診断を仰ぐようにしてください。

 

また、テストの結果高得点であっても、認知症の疑いが完全に晴れるわけではありません。ピック病やパーキンソン病などレビー小体認知症の一種でしたら初期には記憶障害などがあらわれませんのでこのテストでは発見することができないのです。

普段の振る舞いの中で少しでも疑いがある場合にはお医者さんに相談されることをおすすめします。

 

早期発見の手がかり

認知症の進行を遅らせるには何より早期発見、早期治療が一番です。

以下のような症状が現れていたら認知症の疑いが高いといえます。

 

・同じことを何度も尋ねる

・物をしまうのを忘れる

・昔好きだったものや趣味への関心が低下している

・物をよくなくす

・話題が乏しい

・これまでできたことができなくなったりミスが多くなる

・料理ができなくなる

・だらしなくなる

・新聞や雑誌、テレビなどに目を向けなくなる

・外出が減る

 

こういったものが見られるようになれば一度長谷川式のテストをしてみてください。そのテスト結果により認知症の疑いが見られるようでしたら医師に診断してもらうことをおすすめします。

 

MRIで検査する

最近はMRIで認知症のチェックを行うこともあります。医療機関でMRIを受ければ脳の状態を画像検査でチェックすることができます。

X線CTもありますが、X線CTでは軽度の認知症の場合には見つけられないことがあります。MRIのほうがより確実に脳の萎縮を発見することが可能です。

ただのぼけなのか、それとも認知症なのか、もしくはもっと別の病気なのではないか?

症状にあった正しい対応をとるためにも正確に症状を把握することをおすすめします。

 

施設を効率よく探すには?

認知症が進行してきたかな?と感じたときや自宅での介護が難しく老人ホーム入居の必要性を感じてきた時にはこちらから無料で相談してみましょう。受けたいサービスの内容に応じた老人ホームを提案してくれます。老人ホームに詳しいプロが紹介してくれるから安心できますね。

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