認知症外来(もの忘れ外来)
記事公開日:2015/07/02、 最終更新日:2018/07/25
認知症外来(もの忘れ外来)
認知症専門の科を置く病院が増えています。
もの忘れ外来として開設しているところが多いようです。
担当する医師は、日本老年精神医学会や日本認知症学会で専門医の資格を修得していることが多く、精神科、神経内科、脳外科などを担当する医師と専門性が違います。
もの忘れ外来では、まず問診により、認知症による記憶障害か、正常のもの忘れかを判断します。
多くは、本人が自分の状況を自覚していなかったり、説明ができなかったりしますので、本人の過去から現在の状況をよく把握している家族などが同伴することが望ましいです。
・受診のきっかけを聞き取ります。今までみられなかった行為や言動があったか、周りが納得できない行為や言動があったかなど、最近の状況を聞き取ります。
・いつ頃からそれらの症状が見られるようになったか、その後今までにどのよう変化したかを聞き取ります。本人や家族が、もの忘れという症状に気づく前にいろいろな徴候が見られたはずです。趣味などへの関心がなくなる、人と会うのを嫌がる、ドラマなどが理解できなくなりテレビを見なくなる、会話についていけない、今までできたいたことができなくなる、外出を面倒がる、だらしなくなる、など、後から考えれば思いあたる時期があります。このような生活習慣の変化で認知症の始まりの時期を予測し、認知症の診断に役立てることができます。
・脳卒中、糖尿病、高血圧症などの既往症があるかを聞き取ります。認知症発症に関連しますので、重要な情報となります。若年性の場合は、遺伝も関連しますので、血縁関係のある家族の既往歴も聞き取ります。
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・問診中の本人の態度も観察します。スムーズに会話のやりとりができるか、会話に集中できるか、辻褄が合わない発言はないか、発言内容が事実なのか、会話中の態度はとうか、表情はどうかなど、さまざまな点を観察します。
・古い記憶、最近の記憶に問題がないかを確認します。古い記憶については、本人の生年月日、配偶者や子供の名前、卒業した学校、職歴などを尋ねて判断します。最近の記憶については、当日の朝何を食べたか、何に乗ってきたか、などを訪ねて判断します。
認知症に限らず、病院に行くことは楽しいことではありません。家族が認知症を疑い、病院に連れていこうとしても、本人が納得しないことがあります。特に、本人が物忘れなどの自覚がない場合は、なぜ病院に行かなければいけないか理解できません。心をこめて説明し根気よく説得しましょう。
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