認知症ケアの様々な試み
記事公開日:2015/07/03、 最終更新日:2018/07/25
カフェで認知症をケアする試み
認知症のケアで最近注目を集めているのが認知症カフェの試みです。
秩父市阿保町の秩父生協病院でも「認知症カフェ」がスタートしました。
この認知症カフェでは認知症の悪化や進行を抑え、介護する家族の負担を減らすことを目的としています。
初回は十数人が参加し、昔の写真をみて思い出についてしゃべってもらったり、軽い体操をして過ごしたとのことです。
秩父市のほかにも全国各地で認知症カフェが誕生しています。
認知症サポーター養成講座の講師などを務めるボランティアが集まった「認知症キャラバン・メイト久世」によって企画された認知症カフェでは介護専門知識を持つボランティアメンバーたちが滞在し、参加費200円で焙煎したコーヒーを飲むことができます。また、障害者が市内の授産施設で作ったクッキーを味わいながら参加者同士で交流を持つことができます。
コーヒーは脳を活性化する働きがあると言われています。また、スタッフが参加者の話に耳を傾けてあげることで様々な記憶を呼び覚まさせる「回想法」という認知症ケアの手法を導入しています。
参加者の方々は皆戦中戦後の世代。戦後間もなくの頃の写真をスライドで見せながら当時を振り返ったり、ピアノの演奏に合わせて童謡を歌ったりといった一時を過ごします。
このように人と交流をもち、話を聞いてもらうことで脳が活性化し、認知症の悪化を防ぐのに効果的と言われています。また、音楽に合わせて身体を動かしたり、歌を歌ったりすることも認知症ケアに効果的な手法です。
認知症カフェの意義
認知症カフェはデイサービスやショートステイとは異なりますが、そういった施設に行くことに抵抗感があるお年寄りには特におすすめといえます。施設に行くというと嫌がるお年寄りでも「カフェに行こう」「お茶にいこう」というとまだ抵抗が少ないのではないでしょうか。
認知症カフェを運営しているのは自治体やNPO法人、高齢者施設などです。ほとんどが茶菓代として数百円の費用で参加できます。認知症の患者本人だけではなく家族の居場所や癒やしの場、情報交換や相談の場としても設けられています。
普段認知症の介護にかかりっきりになっていると外に出ることが少なくなったり、悩みを発散できなかったり、疲れを溜め込んでしまいがちです。
そうした家族のケアの場としても認知症カフェは意義のある取り組みです。また、皿洗いや清掃のスタッフとして認知症の患者さんが働いているカフェもあります。認知症の方が社会に参加し、存在意義を確認するためのコミュニティといえるでしょう。
施設を効率よく探す方法は?
高齢者にとってコミュニケーションはとても大切な要素です。一人暮らしや夫婦暮らしを続けるよりも場合によっては老人ホームに入居することが幸せな老後と言えるかもしれません。こちらから無料で相談可能です。
友達との交流やイベントが好きだという高齢者のためにぴったりの老人ホームを探すことが可能です。最近はカフェや飲食店が併設の高齢者施設も増えています。入居者同士の交流だけではなく、地域の子どもたちやデイサービスの利用者とも触れ合えるホームなど、様々なタイプの高齢者施設をご提案可能です。
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