血管性認知症とは
記事公開日:2015/07/03、 最終更新日:2018/07/25
患者数の多い血管性認知症
血管性認知症とは脳梗塞や脳出血などといった脳血管障害が起きた後に認知機能が低下することをいいます。
このような脳血管障害が起こると注意力やなにかをやろうとする意欲が低下し、うつ病のような症状が現れます。
これらは治療が難しい症状です。そのまま血管性認知症に移行してしまうケースが多いです。
認知症というとアルツハイマー型が最も多いですが、脳血管性認知症はその次に多い認知症のタイプです。
また、女性よりも男性が発症することが多いです。
血管性認知症の症状
まだら認知症といって正常に記憶していることもあれば機能が低下している箇所もあるといったことが多く、計算はできなくなっても判断力はしっかりしているといった人も多いです。
また、ぼーっとして何もできなくなってしまう時もあれば意識がはっきりしてできないと思っていたことがしっかりできるといった日があるなど症状がその時その時で変わります。
感情失禁といって感情がコントロールできなくなることもあります。泣いたり怒ったり、感情の浮き沈みが激しくなります。ちょっと話しかけただけで泣いてしまうこともありますし、ニコニコしていたかと思えば急に怒り出すことがあります。
うつ傾向もあるため、無表情で何を言っても反応しないといったことも起こります。
生活への影響
洋服をうまく着れなかったり言葉が出てこない失語のような症状もあります。
また、身体の麻痺がなかったとしてもお箸や歯ブラシなど日常的に使う道具の持ち方や使い方がわからなくなってしまうことがあります。集中力がなくなり手元の作業がおぼつかなくなることもあります。
また、脳血管性認知症の方は脳梗塞などが再発するおそれもあります。
対応のしかた
脳血管性認知症の初期段階では本人はまだ自分が認知症だと自覚できていないことがあります。
ですから、周りの人に「こんなこともできないの?」「早くしてよ」などと言われるとどうしていいのかわからず混乱してしまいます。
周りの人はできることとできないことがあるとしっかり理解してあげることが大切です。
さっきまでできていたことができなくなってしまうこともよくあります。本人にとってもできないということが辛いことなんだと理解してあげましょう。
また、怒りっぽくなるというのも病気の影響です。ニコニコしていたのが急に怒りだすということもあります。周りの人は振り回されてつかれてしまうかもしれません。
しかし、本人にとっては怒るのにもなにか理由があります。怒るポイントについて把握することで対応の仕方もわかってきます。
血管性認知症を防ぐには
脳の血管にとって高血圧は大敵です。また、高脂血症や糖尿病といった生活習慣病も血管性認知症につながると言われています。
食生活や生活習慣に気をつけてストレスのない生活を送るよう心がけましょう。
施設を効率よく探すには?
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