特別養護老人ホームと介護老人保健施設の違いについて
記事公開日:2015/07/06、 最終更新日:2018/07/25
特別養護老人ホームとは
特別養護老人ホームとは、介護保険法の定義では介護老人福祉施設と呼ばれる介護施設です。運営は社会福祉法人や自治体が行っています。一般的には特養や老人ホームと呼ばれ、65歳以上で、要介護の認定を受けており、常に介護が必要な寝たきりの方や認知症の症状が比較的重度の方、緊急性の高い方の入居が優先となります。また、生活の場として最期まで過ごすことが可能です。
介護老人保健施設とは
一方、介護老人保健施設とは老健と呼ばれ、老人ホームと病院とのちょうど中間をイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。要介護認定を受けた方で、入院治療の必要がない要介護度1~5の方で、リハビリを必要とされた方が入居できます。
介護老人保健施設の特徴
介護老人保健施設には100名に対して、常勤医師1名の人員基準が設けられています。
また看護職員も9名、理学療法士、作業療法士または言語聴覚士1人が必置とされています。介護老人保健施設では、家庭への復帰を目指すことが目的とされているため、利用者に合わせたケアやサービスを、医師も含めた専門スタッフで行っていきます。
また常勤で医師がいるため、万が一の対応にも強く、ご家族も安心できる体制があります。しかし、介護老人保健施設については、家庭に戻るという事が目標とされているため、症状が安定し、ある程度の日常生活を自立して行うことができると判断されれば、施設から生活の場を自宅へ移すこととなります。
大抵は3ヶ月おきに退所可能かどうかの審査があります。長くても半年から1年の間には自宅へ戻されてしまうことになります。
在宅復帰が難しい場合には自宅以外の老人ホーム等を入居先に検討して探していく必要があります。
特別養護老人ホームの特徴
常時介護が必要で在宅での生活が困難な要介護の方が入居の対象となり、また最期の生活の場になる方が多いため、入居の期間が長いということもあり、入居待ちの方が非常に多いといわれています。そのため、申し込みをしてすぐに入居できるということは少なく、数か月から長い方では数年入居待ちが発生する場合もあるようです。
介護老人保健施設と違って、特別養護老人ホームには常勤医師の設置義務はなく、常勤医師がいる特別養護老人ホームは少ないと思われます。また看護職員も人員基準では3人となっており、介護老人保健施設と比べると特別養護老人ホームのほうが、より利用者の日常生活の援助が重要視されていることがわかります。
入居一時金がなく、月額利用料が安いというのも重要なポイントです。要介護認定を受けた人の多くがまず特養に入ることを考えます。ただし、料金が安い分希望者も多いため、すぐには入れず空き待ちになることも多いようです。地域によっても格差があるので希望される場合には空きがあるかどうか直接問い合わせをするのが一番確実です。
特養と老健の違いとは
介護老人保健施設と特別養護老人ホームはどちらも要介護認定を受けられた方が入居の条件にはなりますが、終身にわたっての介護を行うのが特別養護老人ホームで、反対に自宅に戻って生活をするために必要なリハビリを提供することころが介護老人保健施設ということになります。
特養は生活の場で老健は回復を目指す場と考えればわかりやすいでしょう。
そういうわけですから、介護老人保健施設は入居者の回転も早く、特別養護老人ホームに比べると空き室も出やすいという傾向にあるようです。
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