認知症はどうやって治療する?
記事公開日:2015/07/07、 最終更新日:2018/07/25
認知症は治療できるの?
認知症というと一度かかったら治らない病気だと思っている人も多いです。
しかし、認知症の中にも治療で治るタイプのものもありますし、治療することで進行を遅らせたり、悪化をとどめたりすることが可能です。
ただし、完治するということは現状ほとんどありません。しかし、今後医学が進めばそのような未来もあるかもしれません。
認知症の治療薬
認知症の薬として有名なのがアリセプト(塩酸ドネベジル)です。認知症の進行を遅らせる薬です。また、最近メマリーやレミニールなどといった薬も登場しています。
ただし、これらの薬を使っても認知症を完治させることは難しいです。悪化や進行速度を抑えるものと理解しておくといいでしょう。
治る症状もある
認知症は完治しない病気だと書きましたが、中には治る症状もあります。
例えば、突発性正常圧水頭症という病気は手術で治る認知症です。
また、脱水や発熱、貧血、甲状腺機能低下等からくる認知症は点滴補液だけでよくなる認知症です。
環境によって改善される症状もあります。記憶障害や判断力低下といった中心的な症状や不安、妄想、徘徊といった周辺症状は環境次第で症状が緩くなったりすることがあるのです。
介護者が関わり方を気をつけたり環境に配慮することで改善することがあります。中心的な症状も脳の活性化を促すアクティビティやリハビリなどを行うことで進行が遅くなることがあります。
向精神薬を使ってもいいの?
向精神薬というと使うのにちょっとためらってしまうような薬というイメージがあります。
向精神薬は幻覚や妄想といった精神病的な症状や不眠、うつ症状などが出ている患者さんには有効な薬です。
向精神薬が危険と言われるのは副作用の部分です。便秘や眠気、倦怠感、吐き気などといった症状が副作用で現れます。人によって副作用の出方も異なります。
眠気やめまいのような症状が激しい人はふらついて骨折してしまう可能性もありますので十分注意が必要です。医師の診断に基づきただしく服用していれば安全な薬です。
薬よりもケアやリハビリ
基本的に認知症の治療はケアやリハビリが中心と考えるべきでしょう。
特に「認知症の治療はケアが主役」と言われます。ケアは治療とは意味合いが少し異なります。周りの人が関わり合いのなかで患者さんの残った機能を維持できるように支えてあげることがケアの基本的な考え方といえるでしょう。
また、リハビリは単に健康的であるだけではなく社会の中で生きる人間としての尊厳を取り戻すことを意味しています。
生活を楽しむという目的をもって行うことがリハビリの意義です。
薬やケア、リハビリのそれぞれの役割をよく理解して認知症の治療に努めることが非常に大切です。
施設を効率よく探す方法は?
認知症が深刻な状態になる前に老人ホームへの入居をご検討下さい。こちらから無料で相談可能です。
介護の負担が大きくなってからの老人ホーム探しはとっても大変です。深刻なトラブルを引き起こす可能性もありますので少しでもお元気なうちに老人ホームを探しましょう。老人ホーム探しのプロが安心して生活できる老人ホームをご紹介します。
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