脳血管性認知症とはどんな認知症?
記事公開日:2015/07/07、 最終更新日:2018/07/25
認知症の種類
認知症は原因により次の様な種類があります。
・アルツハイマー型認知症:最も割合が多い認知症で、およそ50%を占めます。
・脳血管性認知症:アルツハイマー型認知症に次いで多く、認知症の20%を占めます。
・レビー小体型認知症:認知症の15%を占めます
・前頭側頭型認知症
・その他の認知症
アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、レビー小体型認知症を三大認知症と言われています。
脳血管性認知症とは
三大認知症の一つである脳血管性認知症は、脳梗塞、脳出血などによって発症する認知症です。脳の血管が詰まったり(脳梗塞)、破れたり(脳出血)すると、神経細胞に栄養が行き届かず、失われてしまい、脳の働きが悪くなり、その部分の脳の神経細胞が障害を受けます。その神経細胞に関する機能が失われて認知症になります。
どのような人がなりますか?
有病率はおよそ2%くらいです。以前は、日本の認知症の第1位でしたが、高血圧、糖尿病、脂質異常症などに対する予防や治療が進んだため減少しています。
年齢は60~70歳代に多く、男性の方が多いようです。高血圧、糖尿病、脂質異常症などの疾患がある方は発症しやすくなります。こうした疾患をきちんと管理していなかったり、喫煙をしたりしていると、血管に弾力がなくなり、血液の流れが悪くなり、動脈硬化になります。動脈硬化が悪化すると、脳の血管が詰まったり(脳梗塞)、破れたりします(脳出血)。
症状は?
どの部分の血管に脳梗塞や脳出血が起きたかにより、起きる症状は変わります。
脳梗塞や脳出血などが起こり細胞が壊れてしまった箇所は、脳機能が低下してしまいますが、その他は正常に機能します。従って、アルツハイマー型と同じ様に、まだら認知と言われる状態になります。
物忘れや計算が出来なくても、判断力の低下は見られないなどの症状が起こります。また、はっきりしている時と、ぼーっとして何もできないように見える時があります。
感情のコントロールもできなくなります。機嫌がよかったのに急に怒り出したり、うつになりやすくなります。
介護者はどうすればいいのでしょうか?
脳血管性認知症の方は、できる時とできない時があるのだと理解してください。できない時に、怠けているのではないかと誤解する人がいますが、そうではないことを理解してください。
脳血管性認知症の人は、脳梗塞、脳出血などが再発する事が多く、症状が急に悪化する場合がありますので、注意しなければいけません。
施設を効率よく探すには?
認知症のための介護をしてくれる施設にもいろんなタイプがあります。施設の種類を把握しながら入居先を決めたいという方はこちらから無料で相談してみましょう。脳血管性認知症の方も受け入れしてくれる老人ホームを探してもらえます。
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