介護相談員ってどんな人?
記事公開日:2015/07/10、 最終更新日:2018/07/25
介護相談員ってこんな人
介護相談員とはサービス利用者から介護のサービスに関する苦情や不満を聞いてサービス提供者と行政の間に立ち、問題解決するために働く専門家のことです。
市町村に「事業にふさわしい熱意と人格を持っている」と認められた人が介護相談員となります。また介護相談員になるためには研修をクリアする必要があります。介護保険制度の仕組みについて理解し、高齢者の身体や心の特徴、コミュニケーションの取り方についてなど40時間にわたる研修を受けます。
また、既に介護相談員として活躍している人に対しても最新の介護保険の情報や認知症の方への対応の仕方など定期的に研修が行われます。
こんな仕事
介護相談員は市町村からの委嘱を受けて活動しています。二人一組になって各事業所を月に1~2度訪問し、利用者の声に耳を傾け、何か問題がないか調査します。
特に問題がなかったとしても利用者の話を聞くことが介護相談員の仕事です。
何気ない会話をしたり、施設の行事に参加したりすることで問題を見つけていき、改善を見出すのが介護相談員の仕事です。
客観的な目で問題点を見つけて施設に伝えていくのも介護相談員の役目です。
介護の現場の改善
施設で虐待などの問題が行われていないかどうかを見つけるのも介護相談員の仕事です。実際に相談員が訪問して虐待が見つかったり、予防されたことも多々あります。
最近は介護の現場でのいじめや虐待が問題となっています。外からはこのような問題が見えにくいことが多いです。介護相談員の働きが期待されます。
介護相談員ができないこと
介護相談員は介護のプロフェッショナルのような人だと思えますが、実はやってはいけないことがたくさんあります。
・サービス提供事業者を評価すること
・車いすへの移乗や食事の介助といった介護サービス
・利用者同士のトラブルの仲裁
・家族の問題への介入
・遺言・財産処分に関する相談
・物品の修理
利用者に寄り添い耳を傾けるのが介護相談員の仕事ですが、実はやってはいけない仕事がこんなにあるのです。お年寄りは話を聞いてくれる相談員さんになんでも話をしたくなるかもしれませんが、役割上一線を引いておく必要があります。
介護相談員が注意すべきこと
介護相談員と市町村事務局は利用者のプライバシーには十分配慮する必要があります。
相談内容には様々なものがあります。問題解決のために、市町村や地域包括支援センター、医療機関等といった様々な機関と情報共有する必要もあります。
そのことを家族や利用者本人にしっかりと伝え、同意を得た上で情報提供していく必要があります。
もちろん、サービス提供事業者が利用者や家族に対して重要事項説明で介護相談員の活動について説明し、了承を得ています。
介護相談員は利用者や家族からの信頼を裏切らないように、個人情報を取り扱って行動する必要があるのです。
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